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手動作業バイバイ!Power Automateでサクッと業務自動化デビュー

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「また同じ資料メールで送って…?」
毎日のルーティン業務に飽き飽きしてるあなたへ。
僕も手作業だらけの社内システムにウンザリして、思い切ってPower Automateを触りはじめました。
社外のシステム屋さんに聞いたら、意外とどこの会社もマニュアル運用で苦労しているとのことで、
今までのナレッジが蓄積されて誰かを退屈な作業から解放する手助けができるようにまとめていけたらと思います!

1. そもそも…なんでPower Automate?

社内の環境は以下の通りで、

やめてくれ何でもかんでもExcelが帳票となってスコールのように降ってくる

そろそろ限界:ルーティン業務で自動化できそうなのに、手動で対応し続けている

対応待ち:プログラミング経験がなく、自動化方法がわからない

以上のことから、以下メリットのあるPowerAutomateでやってみようと思いました。

Microsoft 365系(Excel/SharePoint/Teams)との連携がバッチリ

ノーコード/ローコード でプログラミング不要

IT部門に丸投げしないで、使いやすい形に自分でカスタム・メンテできる

「ヒューマンエラー怖い…」「毎日同じ作業マジしんどい…」をサクっと解消しよう!

やってみて感じたことは、
使いやすい形に自分でカスタム・メンテできることを体感してもらうことが
真剣に使いやすい形を考えるきっかけになるためDXへの近道なんじゃないでしょうか?
今までのフローを変えずに行うのか、全く新しいフローで行うのかも大事ですよね。
誰かが、ましてや上層部が「DX化しよう!」とか言って大枚をはたいて導入したシステムって長続きしないですよね…今までいくらになっているのか...カモすぎる笑

2. 始める前にチラッと押さえたいポイント

項目 ユーザーライセンス(Power Automate Premium) 容量ライセンス(Power Automate Process)
割り当て対象 ユーザー本人に紐づく フロー or 実行用マシンに紐づく
実行できる人 ライセンスを持つユーザー本人のみ 誰でも実行OK(ユーザー数無制限)
フローの種類 クラウドフロー、アテンド型デスクトップフロー(有人) クラウドフロー、非アテンド型デスクトップフロー(無人)も可
向いている用途 業務改善担当者が自身で作って実行する用途 チーム全体で使う共通処理や、夜間バッチなどの自動運用向き

会社でMicrosoftアカウントが使われていれば、そこまで気にしなくても良さそう

3. サンプルフロー:メールの添付ファイルを自動でSharePointにポイ

やりたいこと

  • 特定のメールアドレスにメールが届く
  • 添付ファイルを自動でSharePointに保存

ステップ

  1. Power Automateにログイン

  2. + CreateSkipを選択
    image.png

  3. Add a trigger → 検索欄にoutlookWhen a new email arrivesでトリガーの選択
    image.png

  4. Advanced parametersが現れますがスルー
    Advanced parametersはその名の通り玄人が使うような、
    制約等を設定するパラメータになるため慣れたら使いましょう!
    image.png

  5. 次に「アクションを追加」するために → 検索欄にoutlookGet Attachmentでアクションの追加
    ステップ4と異なり、Advanced parametersの前にパラメータが存在しています。
    これらはアクションを実施するために必須のパラメータなので、
    から必要なパラメータを選択していきます。

    • :トリガーやアクションから得られたパラメータが候補として表示される
    • $fx$:関数を設定してパラメータとして入力できる(例:実行した際の日付入力)
    • 直接入力:特定の数値やフレーズを用いる場合
      image.png
  6. それぞれの項目は以下のようにパラメータを設定

    • Message Id:トリガーから得られたMessage Idを選択
    • Attachment Id:トリガーから得られたAttachment Idを選択
      image.png
  7. For each勝手に出現
    PowerAutomateが必要だと判断するものなので従いましょう。
    (パラメータごとに設定されており、今回は添付資料が一つとは限らないため)
    image.png

  8. ステップ5と同様に、 → 検索欄にSharepointCreate fileでアクションの追加
    添付資料ごとにSharepointに保存したいのでFor each内にCreate fileを作成します。
    必須パラメータにそれぞれ必要なものを入力しますが、

    • File Name
      Get Attachmentから得られるFile Nameが確実ですが、自分で決めた名前の際には拡張子まで記載が必要です。
    • File ContentGet Attachmentから得られるContent Bytesを選択
      image.png
  9. Save後、Testを実施し意図通りの動きをするか確認
    image.png
    今回初回のテストであるため、ManuallyTestを押すと以下のようにページが遷移します。
    image.png

  10. 実際にメールを送って以下のように✅が現れれば成功!!!
    image016.png

4. ここからカスタマイズ&運用のコツ

  • コメント活用:フロー内にコメントや説明を入れておけば、数ヶ月後の自分も助かる
    image019.png
  • 特定のメール対応:今回は受信したら全て実行しているため、送信者であるFromで限定してみる
    image020.png

5. おわりに & 次回予告

とりあえず「動いた!」の感触はつかめたはず。
次回は…

  • PowerAutomateのクセで苦労するポイント
  • 解決に時間がかかったエラーとその解決方法

みんなの自動化チャレンジ、コメントで教えてね!

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