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#0021(2024/01/21)IPカメラの映像送信方式

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IPカメラが映像をPCに送る仕組み(原理)

IPカメラ(例: iProなど)は、映像をデジタルデータとして処理し、ネットワークを通じてPCに送信します。その主な流れを以下に要点を絞って説明します。

1. 映像のキャプチャ

  • イメージセンサー: CMOSまたはCCDセンサーが光を電気信号に変換。
  • 信号処理: 電気信号をデジタルデータに変換し、リアルタイムで映像を生成。

2. 映像データの圧縮

  • 映像データはサイズが大きいため、帯域幅を最適化するために圧縮されます。
  • 主なコーデック:
    • H.264/H.265: 高効率なビデオ圧縮方式。
    • MJPEG: 静止画の連続フレームで構成。

3. データのパケット化

  • 圧縮された映像データを小さなパケットに分割し、ネットワークプロトコルに準拠した形式に変換。
  • 使用されるプロトコル:
    • RTSP (Real-Time Streaming Protocol): ストリーミング用のプロトコル。
    • HTTP/HTTPS: Webブラウザ経由で映像を配信。
    • ONVIF: カメラ間の互換性を提供する業界標準プロトコル。

4. ネットワークを通じた送信

  • IPプロトコル: TCP/IPまたはUDPを使用してデータを送信。
  • ネットワーク方式: 有線LAN(Ethernet)または無線LAN(Wi-Fi)を利用。

5. PCでの受信と再生

  • 接続方法: PCがIPカメラのIPアドレスとポートに接続してデータを受信。
  • 再生ソフトウェア: 専用ビューアソフト(例: iPro Viewer)や汎用ソフト(例: VLC Media Player)。
  • デコード: 圧縮されたデータをデコードし、映像を表示。

まとめ

IPカメラは、センサーでキャプチャした映像をデジタルデータに変換・圧縮し、RTSPやHTTPなどのプロトコルでパケット化してネットワークを通じてPCに送信します。PC側ではデータを受信・デコードし、リアルタイムで映像を再生します。

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