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新人アナリストが経験した失敗を曝け出す

Last updated at Posted at 2023-12-11

はじめに

この記事はリンクアンドモチベーション Advent Calendar 2023の12日目の記事になります。

今年の4月から新社会人としてリンクアンドモチベーションに入社し、半年間にも渡る研修を経て10月から正式に配属されて、日々データ出し業務に奮闘しています。

約2ヶ月半が経ったわけですが、幸せなことに多くの失敗を経験できています。
ここで自分の失敗の言語化、さらには同じような失敗をする人が一人でも減るように未来の新人の立場の方に参考にしていただきたいです。

執筆のきっかけをくれたAdvent Calendar 2023に感謝しながら楽しんで書きたいと思います。
(失敗を曝け出すことになんの抵抗もない人間です)

前提

僕の所属するチームは社員が6人で、尚且つそれぞれの人がそれぞれのプロジェクトを抱えており、さながら会社内にまた別のスタートアップ企業があるような形です。弊社の主力商品であるモチベーションクラウドやコミュニケーションクラウドに続く新たなプロダクトの開発や社内業務効率化に向けて日々取り組んでいます。
配属されてここまでの期間は先輩方がよりプロジェクトに専念できるようにアドホックな分析依頼や各種更新業務に取り組んできました。

Case1 優先順位策定の失敗

とんでもなくあるあるだと思います。この失敗をしたことがない人はこの世に一人もいないのではないか、というぐらいに。
このような失敗を起こさないためには

  • やることとやらないことを決める
  • 重要度や緊急性を考える
  • 所要時間が短いものから片付ける  etc...

などなどあります。わかっていてもどれかが抜け落ちてしまうことがありますし、自分でも意識していたつもりでした。(ただし、この時は優先付けのフレームワークを全然知りませんでしたが)

このような自分の中に手札が少ない状態で

  • タスクA: 納期二日後・重要・所要時間長そう
  • タスクB: 納期二日後・重要・所要時間短そう

この二つのタスクに直面したら、みなさんはどうしますか?業務に関する知識が不十分で経験も乏しい新人に戻った気持ちで考えてみてください。直感的にタスクBに取り組みたくなると思います。そしてこれが失敗でした。十分な知識もないままでは納期以外の定性的な二点を自分で正確に測り取れる訳がないのです。
取り組んだ結果特にタスクBが早く終わるわけでもなかったですし、後々影響度を考えるとタスクAの方が先に取り組むべきでした。
両方のタスクとも「確実に納期内に完了させなければならない」という重要度は同じでしたが、その影響範囲も考えると実際の重要度は違うことを学びました。
初めてのことで余裕がないとなかなか視野が狭くなってしまうことを痛感した経験でした。

今後は・・・
タスクの判断軸を増やし、検討すべき軸の順から表形式で整理する!!!
ことを意識していきます!

(例)上の例を表に当てはめてみると...

タスクA タスクB
緊急度
重要度
影響度
難易度(時間的コスト)
優先順位 1 2

今回は影響度の大小で優先順位を決めるべきであったと直感的に読み取れます。

Case2 悪戦苦闘、そして手戻り

配属当初はSQLにもPythonにも手も足も出ず、ドメイン知識もてんで皆無であった自分にとって最初はもちろん苦闘の連続でした。そんな中でも2ヶ月ほど分析業務に携わっていくうちに、データ処理能力が上がっていることを実感してきていました。

「慣れ」とは恐ろしいもので、そういう時にこそ事件は起こります。
ある程度自分一人でできることが増えてきたことから、「これはこうやればできるはず」という思考に独りで結論づけ、ゴールだけを見て手を動かし始めてしまいました。想定外に難しい作業でデータベースの情報を調べながら悪戦苦闘を続けた結果、なんとか自分が想像しているゴールの形にすることはできました。
しかし、レビュー時に「あー、これこっちのデータベースじゃ出ないんだよね〜」と言われ、愕然としてしまいました。
結局、ほとんど最初からやり直しをしなければならない上に、先輩の時間をだいぶいただいてしまいました。
最初に手を動かす前に具体的な進め方を擦り合わせていれば防げた失敗だっただけに、代償はあったけれども自分の中で大きな経験になりました。

今後は・・・
いかなる場合でもプレビュー工程を飛ばさない!!!
ことを意識していきます!

Case3 遠慮して質問を後回しに

余程分からないことであれば話は別ですが、「まあ調べればなんとかなるか」みたいなレベルのことに対して、遠慮してしまって結果無駄に時間を浪費してしまった、という失敗です。
もちろん自分自身で考える癖をつけることは大事でその工程が成長につながることは重々承知していますが、聞けば答えが出ることを1,2時間も自力で頑張り続けることは業務の遅れにつながってしまいます。
Case2とも近いような解決策ですが、過去の分析事例の共有や必要な知識の前持っての収集など、自分のタスクを最大限のスピードでこなしていくために、たとえ非同期でも質問をガンガン投げかけていくことの重要性を学びました。

今後は・・・
「アホ」になって質問しまくる!!!
ことを意識していきます!

まとめ

まだまだテックブログのようなものを書けるような実力ではない自分にとって初めての執筆はこのような形しかない!と考えていたので執筆できてよかったです。
自分の失敗を言語化して振り返るということは、二度と同じ轍を踏まないための一番手っ取り早い手段だと思います。
これからも失敗をどんどん経験し、その都度言語化していきたいと思います。
「Fail Fast」の精神ですね。

未来の新人さん、ぜひ参考にしてみてくれたら嬉しいです。
明日のアドベントカレンダーも乞うご期待!

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