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話しかけやすい人になりたい私と「ありがとう」を伝えたいこと

Last updated at Posted at 2017-12-23

この記事はコミュニケーション Advent Calendar 2017の23日目の記事です。
昨日の22日目は、@huideyerenさんの「技術的負債との戦いにおいて重要なこと」です。
明日の24日目は、@mdstoyさんの「楽しく仕事をするということ」です。


一年前、コミュニケーション Advent Calendar 2016に出会って、私はきっかけをもらえました。
その中でも、ひとつの記事に出会い、とても感動し、
そのおかげで、この一年、試行錯誤しながらもコミュニケーションをがんばれました。

だから、「ありがとう」を伝えたくて、今回書きました。

話しかけやすい人になれるように気を付けていること&「ありがとう」のトレーニング

コミュニケーション Advent Calendar 2016の11日目の
@jinjineerさんの
「[話しかけやすい人になれるように気を付けていること&「ありがとう」のトレーニング]
(http://mameco0417.hatenablog.com/entry/2016/12/11/152252)」

この記事との出会いは、衝撃的でした。
当時、仕事上でのコミュニケーションに悩んで頭の中でもやもやとしていたことが
この出会いをきっかけに、頭の中のもやもやがクリアになりました。
本当にありがとう。

何度も何度も読み返して、
最初の3カ月くらいはブラウザのタブで開きっぱなしにして、
毎日のように読んでいました。
最近は毎日は読まなくなったけど、定期的に読み返しています。

何に魅かれたのか

「なぜ話しかけやすい人」であることが重要なのか

人間が苦手であるため、自分から人に話しかけるという行為が苦手です。
仕事の場面では苦手だの何だの言ってられないですが、それでも心理的ハードルは高い。
なので、向こうから話しかけてもらえると仕事でのストレスを軽減することができます。

(中略)

バックオフィスは社員の毎日の生活と密接しているからこそ、何か困った時や困りそうな時に気軽に声をかけることのできる雰囲気を身に纏っておくことは大事だと思うのです。

「いいところは全部!」といいたところですが、
きっかけは、この冒頭の一節です。
とても共感し、文章にぐいぐいと引きこまれました。
また、全体的にあたたかい文章なので、読んでいると心がぽかぽかして、癒されます。

私も人間が苦手で、自分から話しかけることが難しくて、
でも仕事ではそうも言ってられず、
コミュニケーションにはとても苦労しています。

なんとなくもやもやと同じようなことを考えたいたので、
この記事に出会って、「話しかけやすい人」であることは、私にとって重要なことだと確信を得ました。

ここから私の一年間のコミュニケーションの試行錯誤が始まりました。

『聞いてくれない人に次から話しかけようって思わないと思うから』

ということで、気をつけていること

人間って、ちゃんと話を聞いてくれる人に次からも声かけようって思うんだと思う。
まずはそれを気をつけてます。

そして、「聞く」っていうのはテクニックなので、コミュニケーション能力とかあんまり関係ないのかなと。
コミュニケーションは技術でありスキルなので、自分みたいな人でも人事が何とかできてます。

(中略)

ちゃんと聞いてるよ、気にかけてるよ、気づいてるよ、ってことが相手に伝わることが大事だと思います。
聞いてくれない人に次から話しかけようって思わないと思うから。(大事なので2回言った)

『聞いてくれない人に次から話しかけようって思わないと思うから』は、
少しずつ言葉を変えて、記事の中に何回も登場します。
それだけ、大切なことなのだと思う。

この一年間、私は「話を聞く」ということを意識しました。
今年の始めに、目標としてノートに
・「傾聴」
・「俯瞰」
・あとひとつ(忘れた...)

を書いていていました。

「傾聴」(話を聞く)では、
特に下の3つを十分に意識しました。
・キーボードから手を離す
・相手に体を向ける
・相手の目を見て聴く(目を見るというよりは顔を向けるくらいかも)

簡単なんだけど、難しくって、
でも「あなたの話をちゃんと聞いているよ」ということを相手に伝えるには、とても大切なこと。
まだまだできていない時もあるから、がんばる。

どうしても、忙しかったり急いでいたりして、別の作業をしながら人の話を聞くこともあります。
そんな時は、
「ごめん、忙しくて、作業しながらでいい?」「いま急いでで、耳だけでもいい?」
ということは、最低限伝えるようにしています。

何かしら反応をする

何かしら反応をする

(相手や相談内容によるけど)「お」でもいいし、リアクションでもいいし、話しかけられたらとりあえずレスをします。
今すぐに対応できなかったら「今○○で手が離せないので後ほどお願いします」っていうことを言ったりもします。
何でもいいから、とにかく反応をする。
すぐにできなかった時は「反応遅くなってごめんなさい」って言う。
ちゃんと聞いてるよ、気にかけてるよ、気づいてるよ、ってことが相手に伝わることが大事だと思います。
聞いてくれない人に次から話しかけようって思わないと思うから。(大事なので2回言った)

何かしら反応する、レスポンスをすることを心がけています。

まずは、
・相手の目を見ながら、相手の話に合わせて首を上下に振る
を意識しました。
いわゆる、相槌、です。
言葉じゃなくて、体のリアクションを意識しています。

本当は、適切に言葉の相槌や合いの手を入れられると良いのですが、
私はどうもタイミングを読むのが下手らしく、
「はい」や「そうなんですね」を返そうとすると、
相手の話にかぶせてしまったりして、
相手の話のリズムを崩してしまうことが多かったのです。
それだと相手が話しにくくなってしまうので、
あまり話さずに、「相手の目を見ながら、相手の話に合わせて首を上下に振る」をします。

その上で、「うんうん」「ふんふん」「あー」「お」「え?」「マジで」「すげー」「わかるー」くらいのリアクションを少しだけ、多くなりすぎないように返すようにしました。
『アクティブリスニング』や質問をうまく挟んだり、オウム返ししたり、というテクニックがあると思いますが、
今の私のレベルだと、まずは、女子高生的な共感リアクションから始めようと実践しています。

私がたまに失敗する(していた)で、
無言・無反応で話を聞いてしまい、相手の話がなかなか終わらないことがあります。
相手が「話聞いているのかな?」「本当に伝わっているのかな?」と思って、
話を追加で補足してくれるのですが、結果、話がなかなか終わらない…
「ちゃんと話を聞いているよ」「わかったよ」を伝えられていないと、そうなってしまうんだと思います。

その他、最近だと、チャットやSNSで仕事のやりとりをすることも増えてきたのですが、
気付いたらすぐにレスポンスを返して、
「私はここにいるよ」「話を聞いているよ」と伝わるように意識しています。

とにかく相手に言い分を聞く

とにかく相手に言い分を聞く

これは、何か人間関係の悩みだったりそういう場面の時に気をつけてます。
若手社員の話を聞くときとか。

私ももうアラサーですし、社会人経験も人生経験も少々ついてきてしまっているので、ついつい「それはさ〜」って言いそうになっちゃったりするんですけど、グッと堪えます。
相手の目線や立場から見えている風景をまず理解しようとします。
で、全部を聞いてから、「自分はこう思うよ」って言います。

順番、大事。
聞いてくれない人に次から相談しようって思わないから。(大事なので3回目)

順番、大事。
まずは、相手の話をきちんと最後まで聞くように気をつけています。
ただ、私は短気なほうなので、心の中の葛藤がつらい。

相手の話を最後まで聞くのがつらい時があります。
話の方向性が見えない時がそうで、
ぶっちゃけ「何が言いたいの?」とか思ってしまう時です。

そういう時は、
「ちょっとごめん、途中から話についていけなかったんだけど、こういう理解でいいのかな?」
「今、私は○○のように考えていて、Aさんの考えとはズレているように感じるんだけど、違いは何かな?」
のように聞いて、話の方向性を整理して、理解を合わせるようにしています。

詰めているように聞こえない(詰問に聞こえない)

奇跡のワード「うーん、それはどうしてそう思うの?」
それでも「え、それ違うのでは…?」って思うことってあります。
そんな時のマジックワード「それはどうして?」っていう言葉があります。
ついつい相手の考えを否定したくなる時、まずは聞いてみます。

言い方によっては詰めてしまうように聞こえてしまうこの言葉、何と「うーん」をつけると柔らかくなるということを発見しました。
もっと柔らかくしたい時はこの言葉の後に「いや、単純に、どうしてかなーって思って」とつけると更に柔らかくなります。
詰めたいのではなくて、相手の考えを教えて欲しいということを伝えようとすることが大事です。

だって、聞いてくれない人に相談しようと思わないから。(大事なので4回目)

「うーん、それはどうしてそう思うの?」
正直、これは、まだ使いこなせていない気がする。

今の私は、
・詰めているように聞こえない(詰問に聞こえない)
ようにを気をつけています。
でも、詰問に聞こえないようにするのって難しい!

そのために「うーん」を付けてみたり、下記のようなことを気にしています。
・早口にならない
・大声にならない
・テンションを低くしない
・マウントを取らない
・笑顔(笑顔で殺す感じにならないように、あくまで自然に軽く)

[番外編]ファスト・アンド・スローで、感情・直感を意識する

番外編。
どうしても、相手の話に感情的になったり、直感で反論したりしそうになる時があります。
そんな時は、同じく昨年のコミュニケーション Advent Calendar 2016の中の
@ryoheyさんの「感情とうまく付き合ってよりよく人と話す方法」を参考に、
自分の考えを意識するようにしています。

リファクタリング・ウェットウェア や、ファスト&スロー で述べられているように、人の思考を早いものと遅いものに分けて考えることができます。
・ファスト: 即座に結果が出る。コントロール不可能で直感、感情的な思考
・スロー: 時間をかけて結果が出る。コントロール可能で論理的な思考
ファストとスローはそれぞれ異なる性格や得意分野があり、例えば人の表情を読み取るのはファストが、暗算をするのはスローが担当します。ふたつの分け方についてちゃんとした定義は知らないので、この記事ではこう捉えると便利だというツールとして用います。

ものすごく簡単にいうと、
人間の思考には、ファスト(直感、感情)とスロー(論理的、理性)の2つがあるよ、
というお話です。

私がまず最初にやったことは、
考える時に、ファストとスローのどちらで考えているのかを意識するようにしました。
いろいろ考えている時に、今は「感情(ファスト)で話しているなー」とか「理性的(スロー)に話せているな」とか思う感じです。
そして、感情や直感で反射的に考えた時に、「あ、今はファストだ」と思えれば、OKです。

特に相手の意見に対して、
否定な言葉を言ったり、感情的になったりする前に、ファストだと気付くことができれば、
そこでブレーキをかけて、感情に流されずに、落ち着いてスローで考えることができます。

ただ、考えても、理屈が追いつかなかったり、言語化がうまくできなかったりで、
スローで考えた思考を話せないことがあります。
すると、言葉に詰まって、変な間が空いちゃったりします。
そんな時は、
「ごめん、ちょっとよくわからなかったんだけど~」
「今、なんとなくだけど今の話に違和感があって~」
「直感的には、NOと思うんだけど、うまく整理できないからちょっと考えるね」
と言うような返事をしたりします。

今までの私は、反射的に感情で否定的な反応してしまうことが多かったのですが、
前より少なくなったと思います。

「相談してくれてありがとう」

「ありがとう」は無料サービス

自分のことを相手に相談するのって、実は勇気がいることです。
そして、「相談したら迷惑かな…」って少なからぬ人が感じていたりするものです。
だから、相談してくれた人には必ず「相談してくれてありがとう」って言います。

お世辞じゃないよ。
だって、先に相談してくれたことで自分の後工程も楽になっているはずだから。

「相談してくれてありがとう」はできていないと思う。
気恥ずかしさが先に出て、「相談してくれてありがとう」って言えていない。
来年は、言うぞー。

[番外編]あいさつ

  • おはよう
  • ありがとう
  • ごめんなさい

当たり前なんだけど、
30歳を超えて、ようやくわかった。
本当に大切。

誰かとコミュニケーションを取って、信頼関係を気付く上で、欠かせないもの。
話しかけやすい人になりたいと思ったら、普段からの接し方が大切。
おはよう、ありがとう、ごめんなさいをきちんと伝えて、ちょっとした雑談をすること。
そうすることで、話しかける心理的ハードルを少しずつ下げられるんだと思う。

そういうことを飛ばして、
「話してかけてもらいたい」「相談してもらいたい」はちょっと難しい。

「ありがとう」の瞬発力を鍛える

「ありがとう」の瞬発力を鍛える

予定や用事がない限り家の外に出ない人からすると、人間と会話するっていうのはハードル高いと思うんです。
「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか、そういうのは無料だって言われて大事だって言われても、>人間とできるだけ接しない生活をしているといざという時に口から出てこないもんだと思うんです。

なので、「ありがとう」の瞬発力のためにはトレーニングが必要です。

(中略)

ちょっとした場面で日頃から「ありがとう」って使ってください。
いざという時にちゃんと口から出てくるようになりますから。
日頃からやってると、習慣になり、癖になります。
多分、1-2ヶ月もすれば自然と「ありがとう」って言えるようになると思う。

前よりは「ありがとう」って言えるようになったと思う。
でも、まだまだ瞬発力は足りない、もっと「ありがとう」って言おう。

ありがとう

最初のほうにも書きましたが、コミュニケーションは技術でありスキルです。
練習すれば誰でも身に付けることができます。

参考になれば幸いです。

「[話しかけやすい人になれるように気を付けていること&「ありがとう」のトレーニング]
(http://mameco0417.hatenablog.com/entry/2016/12/11/152252)」
に出会えて、本当に良かったです。
とても参考になっています。
少しでも話しかけやすい人に近づけるように頑張っています。

@jinjineerさん、本当にありがとう。

(いつかは直接「ありがとう」を伝えたいな)

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