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オンプレミス環境からAutomationCloudへの移行チェックポイント

Last updated at Posted at 2024-07-31

初めに

オンプレミス環境からAutomationCloud(以下、クラウド環境)へ移行する際のチェックポイントを記載します。

事前準備

オンプレミス環境のモダンフォルダ化

クラシックフォルダーのままでは各エンティティをクラウド環境へ移行できないため、オンプレミス環境のモダンフォルダ化を推奨しています。

Stduio/StudioX/Robot(Assistant)のバージョン確認

クラウド環境Orchestratorへ接続するためには、Stduio/StudioX/Robotのバージョンを直近3世代にする必要があります。直近3世代以前のバージョンではクラウド環境Orchestratorへ接続できません。

クラウド環境へ接続するための通信設定

クラウド環境を利用するためには、ファイアウォール等の設定が必要になる場合があります。公式ドキュメントに従い必要な設定を行ってください。
AutomationCloud:ファイアウォールを構成する
Studio/StudioX:Studio が接続するサービス
Robot(Assistant):ロボットが接続するサービス

移行作業

移行作業については、①移行ツールの利用*、②OrchestratorManagerの利用*、③新規設定(ツール利用せず、AutomationCloudを構築)の方法があります。
Automation Cloud 移行ツールを使用する
Orchestrator Manager

*注意:すべてのエンティティ(項目)を移行できるわけではありません。(ユーザー・ロボット、ロールなど)

エンティティ毎のOrchestratorManagerでの移行可否一覧

エンティティ 移行作業概要 
マシン 移行対象外※マシンテンプレートへ変更
ロール 移行不可​
ユーザー/グループ​ 移行不可​
ロボット 移行対象外
パッケージ/ライブラリ 移行可
フォルダ 移行可
マシンテンプレート​ 移行可
プロセス 移行可
アセット 移行可
キュー 移行可
トリガー 移行可

その他

移行スケジュール目安を紹介します。
規模にもよりますが、準備期間から運用開始まで凡そ半年程度かかります。
ただし、モダンフォルダ化やStudio/StudioX/Robotのバージョンアップを実施する場合はさらにかかかります
*モダンフォルダ化:3ヶ月程度・Studio/StudioX/Robotバージョンアップ:2-3ヶ月程度

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