あなたのプロンプトにStarship!おすすめです
みなさんこんにちは、エンジニア業界14年目でテクニカルディレクターをしておりますKoba-yuと申します。今回の記事では個人的に一番好きなターミナルプロンプトのStarshipを入れる手順をご紹介します。
うーん、おしゃれ!色合いがかわいらしくて気に入っております。
目次
- Microsoft StoreからUbuntuインストール
- アップデートと不要ファイル削除
- ZSHインストール
- Oh my zshのインストール
- prompt変更
- Nerd Font設定
- Starshipのプリセットから好きなものを設定
- 使う
- おまけ:カジュアルトークを受け付けています!
最初はWindowsの手順なので、Linux / Mac の方は1つ目は飛ばしていただいてOKです。
その他、Shellなどいろいろ入れていますが、すでにご自分が使っているものがある方は読み飛ばす / 読み替えてくださいませ。
Microsoft StoreからUbuntuインストール
説明不要な次元かもしれませんが、Microsoft StoreからUbuntuをインストールしてください。インストールしたUbuntuを開いたら、初回はユーザー名とパスワード登録を求められるので、お好きなものをご入力ください。
アップデートと不要ファイル削除
新規の環境も昔から使っている環境もあると思いますので、儀式的ですが下記を実行しておきましょう。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt autoremove
ZSHインストール
私はZSH派なので、インストールしました。下記の記事を参考に実施しました。
WSL2でWeb開発環境の構築メモ (zsh, node, dockerなど)
下記のコマンドを実行します。
sudo apt install zsh
インストール後、下記を実行してZSHを起動します。
zsh
初回起動時、設定ファイルの作成に関する質問が出ますが、設定ファイルはこのあと別の手順で作るのでq
を押して閉じてください。
Oh my zshのインストール
下記を参考に実施しました。
【WSL2】WSL2環境でOh my zshを入れてAgnosterのテーマを適用する
# Oh my zshのインストール
sh -c "$(curl -fsSL https://raw.github.com/ohmyzsh/ohmyzsh/master/tools/install.sh)"
インストール後、一旦テーマをagnosterに変更します。実際には後でStarshipで上書きされるので不要かもしれないですが、一応変えておきました。
(agnosterにしたのは私の好みなので何でも大丈夫です)
以下で.zshrcを開いて、
vi ~/.zshrc
「ZSH_THEME」の箇所を以下のように変更します。
ZSH_THEME="agnoster"
viの使い方を忘れがちな方は以下を見ながら作業してみてください。私は素のviをあまり使わないためよく忘れております 笑
viコマンドについて詳しくまとめました 【Linuxコマンド集】
prompt変更
Starship install のページを参考にインストールしました。
curl -sS https://starship.rs/install.sh | sh
インストール後、使っている各Shellに対して何をすればいいか表示されるので、使っているShellに合わせて作業してください。私の場合、zshを使っているので以下の表示の内容が該当します。
zsh
Add the following to the end of ~/.zshrc:
eval "$(starship init zsh)"
指示通り、以下で.zshrcを開いて、
vi ~/.zshrc
「最後の行にeval "$(starship init zsh)"
という記述を追加」しましょう。
Nerd Font設定
Starshipのプロンプトは開発者向けの特殊なフォント(Nerd Font)がインストールされていることが前提になっているので、そのままだと文字化けします。以下からお好きなNerd Fontをダウンロードしてインストールし、VS Codeやターミナルのフォントに設定します。
私はJetBrains信者のC#erなのでJetBrainsMonoを使っています。その場合ダウンロードするフォントは「JetBrains Mono Regular Nerd Font Complete.ttf」で、VS Codeに設定するフォント名は「JetBrainsMono Nerd Font」になります。
Starshipのプリセットから好きなものを設定
starshipの設定ファイルを作ります。
mkdir .config
cd .config
touch starship.toml
以下からプリセットを選んで対象ページのコマンドを実行します。
今回私は「Pastel Powerline」を使うので、下記を実行しました。
starship preset pastel-powerline > ~/.config/starship.toml
使う
Windowsの場合はWindows側のVS CodeからWSLにリモート接続すればターミナルとしてUbuntuが起動してくれます。「リモート接続する」というのは、拡張機能「WSL」が入った状態で左下の「><」アイコンをクリックすればOKです。
もしくはコマンドパレットから「WSLへの接続」を選んでください。
Gitリポジトリのフォルダを開いていると自動的に現在いるブランチ名やブランチの状態がプロンプトに表示されます。
それではよいターミナルライフを!
おまけ:カジュアルトークを受け付けています!
Musubiteというプラットフォームで、エンジニアのカジュアルトークを受け付けております。
プラットフォーム自体、エンジニアの方にとってとても魅力的なものだと感じていますので、よろしければぜひのぞいてみてください!