15
18

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

【AWS】開発環境では動くが本番だと動かない事例集

Last updated at Posted at 2019-08-16

Qiita初投稿になります。
何か不備や誤りがあったらご指摘をいただけるととてもありがたいです!

経緯

スクールでの課題や個人アプリの開発でAWSを使っており、デプロイも双方担当をさせていただいておりました。
その中で、苦戦をした大きな比率を占めるのが、開発環境だと動くのに何故か本番環境だと動かない事例です。
本番で動かないと実際のサービスだと何も意味がないにも関わらず、このパターンが結構ありましたので、これから対処をする方がどういう方法や考え方で解いていけばいいのかをまとめます。
デプロイで苦戦をすると本当にイライラしてしまうので、イライラを少しでも沈めるのに貢献をできたらなと思います。

開発環境(個人アプリもスクールの課題も同一です)
言語:Ruby 2.5.1
フレームワーク:Rails 5.2.3
データベース:MySQL5.6
ライブラリ:JQuery
自動デプロイ:capistrano
Webサーバー(本番):nginx
APサーバー(本番):unicorn
Web・APサーバー(開発):puma
今回は双方ともにEC2、S3を用いております。

前提とエラーの基本の見方

EC2インスタンスの再起動が1番今まで救われたケースが多いです。まずは試してみましょう。(MySQLとnginxの再起動も必要です)

そして、エラーを解決をする基本はエラーログを見て忠実に動くことです。これは本番環境でも開発環境でも一緒です。
エラーが出る場合、開発環境だとターミナルやビューに出てきます。ただ、本番環境だと出てこないため、本番環境だと別でコマンドで見ていきます。
エラーログの本番環境の場所はlinuxコマンドでログインをして確認をします。注意をするのは自動デプロイの前後でエラーが吐き出される場所が異なることです。自動デプロイをしたにも関わらず元のままの位置でファイルを開いても意味がないです。

#手動デプロイ後
/var/www/アプリ名/log/production.log
#capistranoでの自動デプロイ後
/var/www/アプリ名/current/log/production.log

logにまで移動をしたらcat等のコマンドでエラーログを見ることができます。

①pumaとの性能の違いで、拡張子がついていなかった時

ActionView::Template::Error (The asset "bannar_image" is not present in the asset pipeline.):
※本番環境のエラーログです。
これが一番はじめのエラーでした。こちらに関しては上記のエラー文を見ると、bannar_imageが間違っているのが何となく分かると思います。
このbannar_imageという記述があったのが、image_tagになるので、image_tagに関して調べてみました。

index.erb
#エラーが起きたコードのイメージ
<%= image_tag 'bannar_image' %>
#他のサイトで見た見本のコード
<%= image_tag 'flower.png' %>

実際にビューファイルを比べてみると何か違和感が、、、上のコードは実は拡張子がなかったのです。
そのため、本番環境では動かなかったのです。

ちなみにこの時はそれまで自動デプロイが初めてできた瞬間に出たエラーだったため、自動デプロイのcapistranoのエラーだと勘違いをしてしまっておりました。
自動デプロイのエラーばかり見ていたので、何もエラーログがないのに原因不明のエラーが起こっていると勘違いして、だいぶハマりました。
デプロイがどういう流れになっていてどういう仕組みになっているのかを理解をしていないとこういうところで非常に苦戦をします。

というかpumaは何故拡張子がないのに動くのか、、、

②application.jsにライブラリの読み込みで関連しているものが2つあった時

こちらはそこまで難しくないエラーです。お互いに干渉してしまうため、エラーになるようです。
今出せないのですが、エラーログも出ていて、そんなに複雑なエラーログではありませんでした。

application.js
//= require rails-ujs
//= require jquery_ujs

下のコードはヴァージョンが古い時に使っていたようでして、Rails5.1以降は上のコードを使うみたいです。
これはスクールの発表で先輩グループの発表の際に触れていたので、すぐに分かりました。
①もだけどそもそもpumaの時点でエラー起きてくれないのかな。。。

③データベース関連で開発環境とmigrationの状況が異なってしまった時

ActionView::Template::Error (Unknown database 'freemarket_sample_54c_production'):

チーム開発でmearge済みのmigrationファイルを変更をしてその後に再度meargeをしたり、
rake db:reset等を繰り返しているといつか起きてしまうかと思います。
私たちのチームではどうしようもなくなってしまい、結局一から本番環境のデータベースを構築をし直したのですが、これは本来あまりやっていいことではないかと思っています。
もちろん開発の初期段階ですので正直困りはしなかったのですが、実際のサービスだと既に重要な顧客データが多数入っているためです。
こちらは他に何かやり方あれば教えていただけると非常に嬉しいです。

ちなみにcapistrano導入後はデータベースをcreateしたり、dropをさせるときもエラーを見るのと同じくcurrent上でコマンドは打ちます。
rake:db:seedも同様で、capistrano導入後はディレクトリの位置が変更をされるためです。

④credentials.yml関連

ActiveSupport::MessageEncryptor::InvalidMessage

このエラーは序盤結構多かったです。こちらに関しては他に詳しい記事も多数あるかと思いますので割愛します。
credentials.ymlに関しては最初は結構苦戦をしましたが、慣れるとAPIkeyの管理がすごく簡単でした。
怖がるものではないかと思います。

⑤データベース内に数値が入っていなかった時

ActionView::Template::Error (undefined method `id' for nil:NilClass):

すごく単純なようで起きがちなエラーです。
特にテーブルを増やしてカラムに新しく外部キーを増やすと起こりがちです。
私はデータベースをSQLで直接いじっていましたが、Sequelpro等で本番でも見れるようにすることができるので、入れたら楽に設定をできると思います。
※ベーシック認証をしてからだと思うのですが、途中からSequelproは使えなくなりました。おそらく弾かれてしまったのだと思います。もしかするとベーシック認証を使っていてもできるのかもしれませんが、私は調べきれませんでした。

⑥JQueryで発火をしなかった※データが入っていない時

エラーログは出ません。
インクリメンタルサーチをしようとしたのですが、本番環境のデータで名前を検索をする際に、そもそも該当の名前のデータが入っていませんでした。。。

これは完全に単なる勘違いです。即解決できましたが、全くエラーログが出てこないので原因が不明になるので少しの時間、不安になりました。
これも上記の⑤と一緒でSequelproとか入れたらわかりやすそうです。

まとめ

基本はエラーログをしっかりと見ていけば何とかなりました。ただ、データベース関連は視覚化ができていなかったので、苦労をしました。
これに関してはエラーログの構造等を理解しだしてから、格段に理解が深まったので、細かいWebアプリの仕組みに関しては理解をしといたほうがいいなと感じました。
今回挙げた事例に関しては正直かなり簡単なほうだと思っています。これから先も出てくる事例は多いと思うので、また何かあれば記事に挙げていきます。

参考記事

https://www.javadrive.jp/rails/template/index11.html
https://www.bokukoko.info/entry/2017/10/27/231129
https://qiita.com/scivola/items/cc06ddbfd94d3118f693

15
18
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
18

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?