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個人開発「positiveな改善案の口コミサイト」

Last updated at Posted at 2019-08-26

はじめに

未経験からエンジニアを目指しており、勉強中に開発をした個人アプリについて作成理由や機能の解説になります。現在も開発を続けておりますので、途中経過を含めて内容については開発次第、随時更新をしていきます。

※何故やりたいのか、というのは個人的に結構重要視をしているので、若干サービス開発にかける想いの部分が若干長めかと思います。

作成アプリケーションの内容

開発環境

サーバーサイド言語:Ruby2.5.1
フレームワーク:Rails:5.2.2.1
フロントエンド:HTML
CSS (scss)
JavaScript (jQuery)
CSSフレームワーク:bootstrap
データベース:MySQL
サーバー:AWS(EC2 + S3)

開発のきっかけ(興味が薄ければ飛ばしていただければと思います)

食べログやオープンワーク等に代表をされる、口コミサイトは今までサービスに対しての情報が全くなかったのを見える化したことで、すごく生活を便利にしてくれたと思います。
個人的には食べログは社会人になってからずっと有料会員で、一定以上に評価をされているかを基準にすることで失敗をしない店の選び方もできるようになりました。
すごく存在価値のあることだと思っています。ただ、段々と既存の口コミサイトを利用するにつれて、問題意識を感じるようになったため、今回開発をしてみました。
特に課題に感じたのが2点あります。

①影響力の大きさを要因とした、評価の不確実性

私は前職が人材紹介の法人営業だったのですごく感じるのですが、クチコミサイトは1つの投稿が持つ、影響力がすごく大きいです。選考途中に辞退になるケースの中で、口コミサイトの評判をみて不安になってしまった、という辞退理由は実は結構多いです。
本来はこういった評価は真摯に受け止めて、しっかりと改善をしていくことが重要だと思っています。しかし、現実にはそうではない企業もあり、自社で評価を操作をしてしまっている企業が多いことも事実です。
※正規分布という確率分布があるので、一定の投稿数があれば通常は評価の点数はなだらかな評価の割合になります。
 例えば5点満点で、十分なサンプルがありながら1と5の評価が2〜4と比べて飛び抜けて多い口コミの企業とかは要注意です。また、不自然にならないように自然を装って、釣り上げる業者も存在をしています。
こういった企業が多くなると必然的に本質的な改善を目指している企業がますます評価をされない、という状況になってしまいます。本来、口コミサイトが目指す世界観としては「ユーザー側からの評価をして、透明度を増すことで誰にとってもいいサービスを作っていくこと」だと思っていますが、完全にずれてしまっていると思います。

②いつまでも残り続ける低評価が、改善をしても企業につきまとってしまう

悪い口コミがいつまでも残って影響を与え続けてしまうのは個人的には企業がすごく可愛そうだと思っています。これもまた、前職での個人的な経験からすごく感じていることです。

こんな経験がありました。

ある上場企業様から、すごく高い評価での内定が出ていた求職者の方がいたのですが、急に辞退をしたい、との連絡をいただいてしまいました。理由は案の定、クチコミサイトを見て評価が低かったのと(3年前の投稿)、過去に不正行為があったからとおっしゃっていました。
企業側の評価も元々かなり高く、何もせずに辞退になってしまうことも企業側にすごく申し訳なかったので、求職者の方に交渉をして、カウンセラーも何とか次の日の20時開始の時間で企業との面談の時間を確保しました。
企業担当の私も正直に相談をしたところ、企業側の回答は「正直に話してもらいありがとうございました、何とかします!」とのことでした。翌日、面談後に求職者の方から連絡があったのですが、なんと辞退は取り消します、とのことでした。
面談の際に何があったのかを聞くと翌日の調整依頼だったのにも関わらず、人事担当の方が急いで社長の面談をセッティングしていただき、面談では「何故不正が当時起きてしまったのか」、「経営陣を一掃した今の経営体制の強固さ」を真摯に話してくれたそうです。それに心打たれて、是非とも入社をしたい、という考えに変わったとのことでした。こちらの企業様のこの姿勢には私自身すごく好感を持ち、それから何名も入社をしていただくことができました。

この時にすごく感じたのが、「改善をしていくことの大切さ」や「真摯に対応をしていくことが人との結びつきを強くする」ということです。
この企業様にはすごくよくしていただいていたのですが、反対に応募段階で過去のクチコミサイトの情報だけで判断をされるケースもすごく多く、個人的にはかなりもったいないなと感じました。
この例では上場企業でしたが、特に創業間もない企業は課題は山積みです。そんな中でその時の評価だけを元にして判断をされていては育つ企業も育たないと思います。

本アプリの目指す世界観

上記の個人的に感じた課題感を解決して、いいサービスを提供をする意志のある企業が報われる、そんな口コミサイトを作っていければと考えております。

①改善をしていくことがいいサービス

ユーザーが現時点での企業側の評価をされるのではなく、改善をしていくことが評価をされるサービスにします。
ITの進歩で変化の早い世界になっており、現状維持はもはや退化と言われるような中では、いかにして変わっていくことができるかが重要です。
飲食店のアンケートでは、改善案の欄がよくあると思います。ただ、積極的に書いている人をほとんど見たことがありません。
中々面と向かって渡すアンケートではやりづらさもあると思いますが、企業側はすごく意見がほしいと思います。
アプリであれば心理的なハードルが下がると思うので、改善案を提言をしていくスタイルにしていきます。
ユーザー側からしても自分が提言をした内容が、実施をされればすごく嬉しいと思いますし、そうやって作っていったストーリーは唯一無二のものになってくると思います。

②前向きな表現を使う

改善案を言うということは悪く考えれば、現時点でのそのサービスにおける弱みの指摘です。ただ、本アプリではユーザーが一方的に評価をするのではなく、応援をしていけるようにしていきたいと思っています。
そのため、攻撃的な投稿が出ないようにすべてポジティブな言い回しにしています。
サービスを利用していてよかった点をGoodPointにしているのはそれほど違和感はない、と思いますが改善点をChance Pointにしているのはそのためです。
また、本アプリではGCP:cloud language natural APIを使うことによって、投稿をした内容がpositiveなものかnagativeなものか判定ができるようになっています。

③投稿された改善案の数によってマネタイズをする

本質的な改善を目指すためには双方向でのやり取りが必要不可欠になってきます。
ユーザーが勝手に投稿をしていくのは簡単ですが、それだと改善はまずしないと思うので、企業側のサービスの登録を必須にして、基本的に企業から金銭をもらうモデルを想定しています。
その際に、例えば投稿数3件もらうまでは企業側は無料、といった形にしていけば新規でやり取りをしやすいはずです。
無料でサービスを良くする改善案が入ってくるのなら企業側はまずやると思います。
そして、いくつか入ってきた口コミが良質であれば、続けたくなる(はず)ので、そのまま4件以上の投稿をしてもらうためには有料プラン、みたいな形式にしたいです。
個人的に感じることなのですが、改善をするのはすごく気持ちいいことだと思っています。「あのプロジェクト実は俺がやった」とか「あれは私が変えたんだ」とかのワードの言葉は誰しも聞いたことがあるかと思います。
いつまでも残っている、というのは特に企業側の導入を決めた人にとってはすごく誇らしいものでもあるので、離脱率はそこまで高くないのではないかと勝手に考えています。

実装内容

①実装済機能

・一覧表示機能
・詳細表示機能
・投稿機能
・削除機能
・編集機能
・管理ユーザ登録機能(deviseで2つのモデルを使用)
・画像ファイルアップロード機能
・DBテーブルリレーション管理
・ページネーション機能
・コメント機能
・ユーザー登録、削除機能ポジティブ・ネガティブ判定(GCP:cloud language natural API)
・検索機能(ransack)

②未実装機能(実装予定)

課金機能(payjp)
フォロー機能
単体テスト
統合テスト

まとめ

完成途中ではあるものの、スクールの課題と違ってゴールが決まっていないものを作るのはすごく楽しいなと感じました。まだまだ技術力的にできることに限りがあるので、もやもやを感じることは多いですが、色々思いついたことをすぐに実現をできるのはすごく魅力的です。

おまけ(似ている部分があると思ったアプリ)

サービスの質から言えば恐れ多いにもほどがありますが、個人的に似ている部分があるなと思ったサービスです。私のサービスに対してのイメージもしやすくなるかと思うので、いくつか挙げてみます。

①Insight Tech
不満を集めて「お客さまの声」や「レビューデータ」等をAIで分析をして改善につなげるサービスです。この解析をもとに実際にコンサルとかもしているそうです。大量のデータがある分、効果的な提案ができそうです。
最も概念が似ているサービスだと思うのですが、差別化のためにはこちらのサービスが大量のデータを元に分析をしているのに対して、一人ひとりとのストーリーをとにかく着目をしていく必要があると思いました。
②Unipos
前職の時に使っていたサービスです。社内で相手に感謝を伝えるサービスです。何かいい動きをした同僚に対してポイント付きのメッセージを送ることができます。同僚対同僚でのやり取りに使うサービスなので、ユーザー対企業であれば差別化にはつながるかな、とは勝手に思っています。

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