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IoT もくもく会(SORACOMとラズパイ編)に参加して、plan-K の SIM を動かしてきた

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もくもく会 会場の様子

はじめに

AWS Summit Tokyo 2018Amazon FreeRTOS ハンズオン を受講するために東京に(自費で)行きましたが・・・せっかく東京に来たのだし、ソラコムさんのオフィスを見てみたいな!ということで、ソラコムさん主催の「IoT もくもく会(SORACOMとラズパイ編)」に参加してきました。

このもくもく会のハンズオンコンテンツは、実をいうと SORACOM UG 信州 #1 のハンズオンと同じコンテンツのため、また参加する意味あるの?と思っていたのですが、セルフラーニング形式のもくもく会ということもあり、先月購入して積み SIM となっていた plan-K の SIM を持参してラズパイで動かしてみようと考えました。

plan-K SIM について

おさらい

私が説明するよりも、公式ブログを見た方が親切・丁寧・わかりやすいです(マテ
https://blog.soracom.jp/blog/2018/05/09/plan-k/

すごくざっくり簡単にいうならば

  • plan-D : NTT Docomo 回線を利用する Air SIM
  • plan-K : KDDI 回線を利用する Air SIM

となります。

困ってたこと

実をいうと、plan-K SIM 発表の後 SIM を購入→ Wio LTE で試してみたのですが・・・動作せずorz

それならば、認定デバイスの Abit AK-020 では?と試してみましたが、動く気配なし。

手持ちの ASUS Zenfone3 では動作したので、 SIM の問題ではないなーと確認できたのですが・・・正直どうしたら IoT デバイスで使えるのか悩んでいました。

地方だと、キャリア毎にカバーエリアに差異があるので、キャリア別でどのくらい差異があるのか試してみたかったのですが・・・手持ちのデバイスでは plan-K SIM は使えない状態でしたので、積み SIM となっていました。

その辺りのエリアカバーのオハナシは、以下スライドをご覧くださいませ。

利用する方法

plan-K の SIM カード持参したので試してみたい!と話をしたら、ソラコム 松井さん より、plan-K SIM が動作する USB ドングルをお借りすることができました!

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実はこのドングル、何モノかというと・・・ SORACOM 認定デバイスの MN12A なのでした。

松井さんから plan-K SIM についてあれこれ話をきいたのですが、

  • plan-K SIM (というか KDDI 回線) は LTE 必須
  • そのため AK-020 では使用できない (AK-020 は 3G 専用なので)
  • MN12A は LTE 対応で動作確認できている
  • Wio LTE JP Version の LTE モデム (EC21-J) 自体は plan-K SIM に対応しているが、Wio LTE のファームウェアが対応していないため利用できない?
  • 仮にファームウェアを対応したとして、 Wio LTE JP Version の技適認証は plan-K SIM が動かない現行版で取得しているため、再度認証が必要となる可能性も?

とのことでした。(たぶんこんな内容だったかと

ファームウェア書き換えによって技適の認証が無効化することは、ESP-WROOM-02 の件で知っていましたが・・・やはりこのあたり適合させるのは結構面倒な印象があります。

スイッチサイエンスマガジン:ESP-WROOM-02のファームウェアを書き換えた場合、技適はどうなるのか
http://mag.switch-science.com/2016/01/20/esp-wroom-02_telec/

MN12A の特徴

Raspberry Pi に USB ドングルを指すと、インタフェース (今回は eth1 ) として認識されました。

接続前
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接続後
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また、今回利用した際はルーティングテーブルでの優先順位が wlan0 よりも eth1 の方が高い (metric が低い) ため、Raspberry Pi の Wi-Fi よりも優先的に接続されます。

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このような設定環境であり、また APN は USB ドングル内に設定済みということもあり、ハンズオンコンテンツ内にある 接続スクリプト を使用せず、何も設定しなくても Air SIM で接続することが可能です。

MN12A の注意点

ただし、Wi-Fi よりも優先的に接続されるため、ファイルをダウンロードしたりすると、 Wi-Fi からではなく Air SIM 回線からダウンロードとなります。

これは 6章 クラウドにデータを送るelasticsearch のパッケージインストール を実行中に「あれ?ダウンロード遅いな・・・」と思い、よくよく考えたら Air SIM 経由でダウンロードしていたじゃん!と気づいたのです。

ま、気づいた後でドングル抜き差しするのもなー、ということで、その時はコンソールから s1.minimum -> s1.fast へ切り替えて、ダウンロード速度が劇的に早くなることを身をもって体験しました。

s1.fast ・・・やはりはやい

大きいファイルなどをダウンロードする際は、いったん USB ドングルを外しましょうねー

さて、もくもくするぞ

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6章 クラウドにデータを送る

ElasticSearch kibana の画面
ちゃんと plan-K SIM の IMSI が表示されてる
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7章 Twitterと連携してみる

Twitter POST (in)

Twitter POST (out)

コンソールの詳細を見ると、基地局情報もだいたいの位置を示しており、また KDDI 回線だということがわかります。
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8章 SORACOM Harvest で可視化してみる

Harvest を有効にしてデータ収集
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おわりに

ちょっと手間取りましたが、 plan-K SIM で動かせて大変満足でした。

これで plan-D/plan-K の使い分けができるようになれば、ドコモ回線網でカバーが甘いエリアでも KDDI 回線で安定してつなげるという使い方ができそうです。

おまけ

テクノロジー・エバンジェリスト @ma2shita よりひとこと
「みなさん 7/4 は ヒマ ですよね?」

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