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SORACOM Beam をトリガーとして Azure Logic Apps を動かす方法

Last updated at Posted at 2018-06-18

はじめに

先日、SORACOM Beam をトリガーにして Microsoft Flow を動かしてみた記事を書いたのですが、今回は Azure Logic Apps を使ってみようと思います。

Azure Logic Apps って何?

Microsoft が提供する、アプリや Web サービスを結合した連携システムを作ることができる PaaS (Platform as a Service) です。

同社が提供する、 Microsoft Flow とほぼ同じサービスですが、できることが若干違います。
詳細は公式ドキュメントサイトをご覧ください。

Flow、Logic Apps、Functions、WebJobs の比較
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-compare-logic-apps-ms-flow-webjobs

ここで興味深いのは

Flow は Logic Apps の上に構築されています。 どちらも同じワークフロー デザイナーおよび同じコネクタを共有します。

とあり、Microsoft Flow の実体は Azure Logic Apps であることが記載されています。

手順

Azure Portal から「ロジック アプリ」を選択します。

左側ツリー
LogicApps001.png

一覧メニュー
LogicApps002.png

「ロジック アプリ」画面上の「+追加」を選択します。

LogicApps003.png

「ロジック アプリの作成」で「名前」「サブスクリプション」「リソース グループ」「場所」を適宜選択して「作成」を選択します。

LogicApps004.png

ロジック アプリの作成が完了すると、Logic Apps デザイナーが表示されます。

LogicApps005.png

今回は前回の Microsoft Flow と同様に、 SORACOM Beam から ツイートをするアプリを作ってみます。
「一般的なトリガーで開始する」の中から「HTTP 要求の受信時」を選択します。

LogicApps006.png

おや、どこかで見たことがある画面が。
Microsoft Flow とこの辺りまったく同じですね。

LogicApps007.png

同じなので、前回の手順と同じようにフローを記述することが可能です。

LogicApps008.png

フローを保存すると「HTTP POST の URL」が前回同様に取得できるので、この URL を元に SORACOM Beam の設定を行いましょう。

beamtoazure.png

なお、Microsoft Flow と異なる点として、デザイナーのメニューに「コード ビュー」のボタンがあります。
このボタンを押すと、今話題?の JSON 形式のデータとしてフロー情報を取得することができます。

LogicApps010.png

BeamToTwitter
{
    "$connections": {
        "value": {
            "twitter": {
                "connectionId": "/subscriptions/XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX/resourceGroups/SORACOM/providers/Microsoft.Web/connections/twitter",
                "connectionName": "twitter",
                "id": "/subscriptions/XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX/providers/Microsoft.Web/locations/japaneast/managedApis/twitter"
            }
        }
    },
    "definition": {
        "$schema": "https://schema.management.azure.com/providers/Microsoft.Logic/schemas/2016-06-01/workflowdefinition.json#",
        "actions": {
            "ツイートの投稿": {
                "inputs": {
                    "host": {
                        "connection": {
                            "name": "@parameters('$connections')['twitter']['connectionId']"
                        }
                    },
                    "method": "post",
                    "path": "/posttweet",
                    "queries": {
                        "tweetText": "電話番号は @{triggerBody()?['value1']} 、温度は @{triggerBody()?['value2']} 度、湿度は @{triggerBody()?['value3']} %です。"
                    }
                },
                "runAfter": {},
                "type": "ApiConnection"
            }
        },
        "contentVersion": "1.0.0.0",
        "outputs": {},
        "parameters": {
            "$connections": {
                "defaultValue": {},
                "type": "Object"
            }
        },
        "triggers": {
            "manual": {
                "inputs": {
                    "schema": {
                        "properties": {
                            "value1": {
                                "type": "string"
                            },
                            "value2": {
                                "type": "string"
                            },
                            "value3": {
                                "type": "string"
                            }
                        },
                        "type": "object"
                    }
                },
                "kind": "Http",
                "type": "Request"
            }
        }
    }
}

おわりに

ちょうど今、田畑の環境データの収集システムを開発していて、せっかくなら Microsoft Flow でデータ連携しちゃえばいいか?と思っていたのですが、Microsoft Flow って実行数がプランによって上限値が設けられているので、1分間隔でデータを送ろうとするとすぐ上限になってしまうため、ちょっと利用は難しいかな?と思っていました。
https://japan.flow.microsoft.com/ja-jp/pricing/

Azure Logic Apps を使う場合だと、月当たりの実行数上限がなく、従量課金での請求となるため、費用さえどうにかなれば Microsoft Flow よりも柔軟に使えるかと思います。

※まーそもそも台数多くなったら IoT Hub 使う方がデバイス管理など含め楽なんですけども・・・

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