最近 Mac (macOS Big Sur) が妙に重くなっていて「アクティビティモニタ」(ユーザーガイド)を見たら ReportCrash が大量に CPU を消費していました。本当の原因(人によって原因は様々でしょう)は Chrome 関連のコンポーネント1のようでしたが、実害をもたらしている張本人は ReportCrash なのでこれを停止しました。この方法は man ReportCrash
(参考)に書いてあるので公式の方法と考えて良いでしょう。
ReportCrash を停止させる方法
「ターミナル」アプリを起動(詳細)して以下の二つのコマンドを実行するだけです。
(⏎ は enter キー。sudo
~ の行を実行するとログインパスワードを聞かれます。)
launchctl unload -w /System/Library/LaunchAgents/com.apple.ReportCrash.plist ⏎
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.ReportCrash.Root.plist ⏎
ReportCrash を有効に戻す方法
元に戻したい場合は以下の二つのコマンドを実行します。
launchctl load -w /System/Library/LaunchAgents/com.apple.ReportCrash.plist ⏎
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.ReportCrash.Root.plist ⏎
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/Library/Logs/DiagnosticReports/
にあるログを見てみると Google Drive だとか Google Chrome だとか Visual Studio Code(つまり Electron)とか Chrome (Chromium) 関連のコンポーネントを使っているアプリのログがありましたが、そんなこと言われても自分で修正できるわけもなく Chrome 関連のアプリは表面上は問題なく動いています。自分で開発したアプリのクラッシュする原因を調査したいのでないなら ReportCrash は必要ありません。 ↩