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【質問1回は2,000円の価値】エンジニアの質問力を金額で換算してみた話

Last updated at Posted at 2025-07-23

質問するだけで3年後に300万円の差がつく理由

「質問するのって、なんだか気が引ける…」
「こんなこと聞いても大丈夫かな…」

そんな気持ち、誰しもありますよね。
でも、もしその「たった一つの質問」が、3年後の年収に数百万円の差を生むとしたら?

この記事では、エンジニアの「質問力」がどれほどの価値を生むのか、
リアルな数字を使ってわかりやすく解説します。


目次


質問1回の価値はどれくらい?

まずは具体例から。

項目 時間 時給 コスト(円)
自分の調べもの時間短縮 1.5時間 1,875円 2,812円
先輩の回答時間 10分 4,000円 667円
自分の質問準備時間 30分 1,875円 938円

※ 良い質問によって約2時間の詰まりを解消できた場合の損失回避額です。
損失回避額(3,750円) − 質問コスト(667円 + 938円 = 1,605円) ≈ 2,150円

良い質問1回あたり、約2,000円の価値が生まれます。


質問しないとどれだけ損する?

質問しなかったり、悪い質問をすると…

  • 1日詰まるだけで約15,000円の損失(8時間 × 1,875円)
  • 悪い質問で先輩の時間を1時間奪うと約5,875円の損

つまり、質問しないのは無料どころか、
毎日数千円〜数万円の損をしている可能性があるのです。


良い質問を続けると3年後どうなる?

週3回の良い質問を続けると、

  • 年間質問数:144回(週3 × 48週)
  • 価値:1回あたり約2,000円
  • 年間価値:約30万円

これが積み重なって、スキルアップや評価アップ、昇給に繋がります。
3年続ければ、年収で100万円〜300万円の差が生まれても不思議じゃありません。


「答え」より「導き方」が大切な理由

質問の答え方次第で、その人の成長スピードは大きく変わります。

例えば──

  • 答えだけを教えると、その場では解決しますが、また同じような質問が繰り返されがちです。
  • 導き方まで教えると、自分で解決できる力がつき、同じ質問をする回数がぐっと減ります。
教え方 同じ質問を繰り返す割合(イメージ) 年間価値アップ
答えだけ教える 約9割がまた同じような質問をする 約3万円
導き方まで教える 約2割しか同じような質問をしない 約25万円

※計算の考え方

  • 1回の質問で生まれる価値:2,000円
  • 年間の質問回数(週3 × 48週):144回

答えだけ教える場合
→ 約9割が同じような質問に戻ってくるため、時間短縮効果は限定的(実質約3万円のアップ)

導き方まで教える場合
→ 同じ質問を繰り返す割合が大幅に減り、その分の時間・工数が浮く
→ 浮いた工数の価値は約25万円に相当


「答えだけ」を渡すのは“その場しのぎ”。
「導き方」まで教えることが、本人の成長とチーム全体の効率化につながります。

質問は最高の投資

良い質問ができるようになると、

  • 詰まる時間が減り
  • 仕事のスピードが上がり
  • 理解力も深まって
  • 評価されやすくなり
  • 給料も上がる

そして、チーム全体の生産性もアップする、まさに一石二鳥です。


まとめ:質問は浪費じゃなく“資産”

  • 質問1回は約2,000円の価値
  • 質問しない1日は最大15,000円の損失
  • 良い質問を続ければ3年で最大300万円の差
  • 教える側も「導き方」を意識すれば教育コストが大幅減

最後にひと言

「質問は恥ずかしい」「自分で調べた方がいい」そんな思いはよくわかります。

でも実はそれ、将来のお金とチャンスを逃しているかもしれません。

質問は甘えではなく、最強の自己投資です。

明日から遠慮せず、価値ある質問を投げてみませんか?


この記事があなたの質問力アップのきっかけになれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!

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