質問するだけで3年後に300万円の差がつく理由
「質問するのって、なんだか気が引ける…」
「こんなこと聞いても大丈夫かな…」
そんな気持ち、誰しもありますよね。
でも、もしその「たった一つの質問」が、3年後の年収に数百万円の差を生むとしたら?
この記事では、エンジニアの「質問力」がどれほどの価値を生むのか、
リアルな数字を使ってわかりやすく解説します。
目次
質問1回の価値はどれくらい?
まずは具体例から。
項目 | 時間 | 時給 | コスト(円) |
---|---|---|---|
自分の調べもの時間短縮 | 1.5時間 | 1,875円 | 2,812円 |
先輩の回答時間 | 10分 | 4,000円 | 667円 |
自分の質問準備時間 | 30分 | 1,875円 | 938円 |
※ 良い質問によって約2時間の詰まりを解消できた場合の損失回避額です。
損失回避額(3,750円) − 質問コスト(667円 + 938円 = 1,605円) ≈ 2,150円
良い質問1回あたり、約2,000円の価値が生まれます。
質問しないとどれだけ損する?
質問しなかったり、悪い質問をすると…
- 1日詰まるだけで約15,000円の損失(8時間 × 1,875円)
- 悪い質問で先輩の時間を1時間奪うと約5,875円の損
つまり、質問しないのは無料どころか、
毎日数千円〜数万円の損をしている可能性があるのです。
良い質問を続けると3年後どうなる?
週3回の良い質問を続けると、
- 年間質問数:144回(週3 × 48週)
- 価値:1回あたり約2,000円
- 年間価値:約30万円
これが積み重なって、スキルアップや評価アップ、昇給に繋がります。
3年続ければ、年収で100万円〜300万円の差が生まれても不思議じゃありません。
「答え」より「導き方」が大切な理由
質問の答え方次第で、その人の成長スピードは大きく変わります。
例えば──
- 答えだけを教えると、その場では解決しますが、また同じような質問が繰り返されがちです。
- 導き方まで教えると、自分で解決できる力がつき、同じ質問をする回数がぐっと減ります。
教え方 | 同じ質問を繰り返す割合(イメージ) | 年間価値アップ |
---|---|---|
答えだけ教える | 約9割がまた同じような質問をする | 約3万円 |
導き方まで教える | 約2割しか同じような質問をしない | 約25万円 |
※計算の考え方
- 1回の質問で生まれる価値:2,000円
- 年間の質問回数(週3 × 48週):144回
答えだけ教える場合
→ 約9割が同じような質問に戻ってくるため、時間短縮効果は限定的(実質約3万円のアップ)
導き方まで教える場合
→ 同じ質問を繰り返す割合が大幅に減り、その分の時間・工数が浮く
→ 浮いた工数の価値は約25万円に相当
「答えだけ」を渡すのは“その場しのぎ”。
「導き方」まで教えることが、本人の成長とチーム全体の効率化につながります。
質問は最高の投資
良い質問ができるようになると、
- 詰まる時間が減り
- 仕事のスピードが上がり
- 理解力も深まって
- 評価されやすくなり
- 給料も上がる
そして、チーム全体の生産性もアップする、まさに一石二鳥です。
まとめ:質問は浪費じゃなく“資産”
- 質問1回は約2,000円の価値
- 質問しない1日は最大15,000円の損失
- 良い質問を続ければ3年で最大300万円の差に
- 教える側も「導き方」を意識すれば教育コストが大幅減
最後にひと言
「質問は恥ずかしい」「自分で調べた方がいい」そんな思いはよくわかります。
でも実はそれ、将来のお金とチャンスを逃しているかもしれません。
質問は甘えではなく、最強の自己投資です。
明日から遠慮せず、価値ある質問を投げてみませんか?
この記事があなたの質問力アップのきっかけになれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!