Cursorのメジャーバーションがリリースされました!
この記事では、Cursorのchangelogを元に、リリースされた機能の中でも私の気になった新機能を紹介していきます!
では早速アップデート内容を見ていきましょう!!!
ビジネスユースを前提に採用しやすい機能を紹介しています!
1. チャット応答の高機能化
Cursor が会話内で視覚化をレンダリングできるようになりました。特に、Mermaid 図と Markdown 表を同じ場所で生成・表示できるようになりました。
これまでは表示できず、コードベースの記載だけだったmermaid記法を使用しての、フローチャートやシーケンス、ER等の記載が可能になります。
この機能は特にペアプロなどで効果がありそうです!!!
2. MCPインストールの簡略化
Cursorのdocsで公式からMCPのインストールリンクが提供されました!
提供されているツールはまだまだ少ないですが、MCPの利用ハードルが下がるのは嬉しいですね。
3. 設定画面とアカウントダッシュボードの刷新
設定周りのUIが更新されました!
- Model
- MCP
特にこのこのあたりのUIがこれまで以上にわかりやすく改善されています!
今回紹介できなかったアップデート
Bugbot
BugBot は PR を自動的にレビューし、潜在的なバグや問題を検出します。
問題が見つかると、BugBot は GitHub の PR にコメントを残します。「カーソル内で修正」をクリックすると、エディターに戻り、問題を修正するためのプロンプトが事前に入力された状態で表示されます。
設定するには、BugBot ドキュメントの指示に従ってください。
Bugbot機能は従量課金&Github連携が必要になります。
ClaudeCode Actionなど類似の機能が他のAgenmtツールでも登場していますので、動向は要注意です。
バックグラウンドエージェント
バックグラウンドエージェントはprivacymodeが有効になっているアカウントでは現状利用できません。近日中に利用可能になります。
- コントロールパネルを開くにはCmd/Ctrl+E
memory機能
clineなどではすでに実装されていた機能です。
この機能はCursorアカウント(組織アカウント)でprivacymodeが設定されている場合には使用できません💦
メモリー機能を使用すると、Cursor は会話の内容を記憶し、後で参照することができます。メモリーはプロジェクトごとに個別に保存され、設定から管理できます。
思い出機能はベータ版としてリリース中です。ご利用を開始するには、「設定」→「ルール」から有効にしてください。
jupyter notebook対応
カーソルで Jupyter Notebook に変更を実装できるようになりました。
エージェントはJupyter内で複数のセルを直接作成・編集できるようになりました。これは、研究およびデータサイエンスのタスクにとって大きな改善となります。当初はSonnetモデルのみでサポートされます。
その他のアップデート
- @Linkウェブ検索ではPDFを解析し、文脈に含めることができるようになりました
- 接続を確認するための設定のネットワーク診断
- 並列ツール呼び出しによる応答の高速化
- チャットでの折りたたみ可能なツール呼び出し
- エンタープライズ ユーザーは安定リリースのみにアクセスできます (プレリリースはありません)
- チーム管理者はプライバシーモードを無効にできるようになりました
- チームが使用状況指標や支出データにアクセスするための管理 API
- Gemini 2.5 FlashでMaxモードが利用可能になりました
まとめ
メジャーバーションアップが実施されましたが、ビジネスユースのユーザーはプライバシーモードの制約により、バックグラウンドエージェントなどの主要な機能が利用できません!もう少し待ちといったところでしょうか。
今後のアップデートが楽しみです!