1.自己紹介
現在転職活動中のIT未経験駆け出しエンジニアです。
令和3年度下期基本情報技術者試験に合格したので、
その際の勉強法などを記事にしようと思います。
2.勉強期間
2021年9月16日から勉強開始し、2021年10月31日に試験完了、合格しました。
期間としては1ヶ月半となります。
平日は週5日、サラリーマンとして働きながらの学習でしたので、
勉強時間としては平日2~3時間、休日5~6時間
かなり短期で合格に到達できたと感じています。
3.注意事項
勉強方法は人それぞれだと思います。
あくまでご参考としてお読み頂ければ幸いです。
4.試験までの流れ
STEP1
まずは午後試験のことは忘れ、午前試験の対策から始めます。
最初に教材を買います。私はキタミ式イラストIT塾 基本情報技術者を購入しました。
イラストが多く初めて読む際にも頭に入ってきやすいです。
注意点としては、ここにあまり多くの時間を費やしすぎないということです。
全てを理解しようとすると膨大な時間がかかります。また、章ごとに過去問などもありますが、
こちらに関しても完全に理解しようとせず、「こんな問題があるんだ〜」ぐらいに思っておけば
大丈夫かと思います。
またこの本はページ数が多く、700ページほどあるので、読み切るまでの期間を設ける方が良いかもしれません。
私は一日100ページ読むと決め、1週間で読み切りました。
STEP2(午前試験勉強編)
STEP1が完了したら、こちらもおなじみの過去問道場を利用します。
ここからはひたすら過去問を解いていきます。
正答率80%ぐらいをコンスタントに取れるようになってくれば、
午前試験はおそらく大丈夫です。
過去5年(10回分)を2周ほど行えば問題ないかと思います。
STEP2(試験予約編)
STEP2(午前試験勉強編)と並行して、試験日の予約をしましょう。ここでポイントは、
午前試験と午後試験を別の日で予約するということです。
現在基本情報技術者試験はCBT方式(コンピュータを利用する方式)に変わっており、
午前試験と午後試験を別日程で受けることができます。
午前・午後というのは紙で試験を行なっていたときの名残で、
今は午前試験を午後の時間に、午後試験を午前の時間に受けることも可能です。
なんとなく同じ日に受けたくなると思うのですが、
午前試験に関してはそこまで長い時間をかけて対策する必要はないと思います。
むしろ、午前試験を先に終わらせて、午前試験が終わってからは午後試験の対策に集中する
ことがおすすめです。
私は日程としては、STEP1が終わってから約2週間後の日程で午前試験を予約、
約1ヶ月後の日程で午後試験を予約をしました。
こうすることで、午前試験が完了してから約2週間は、午前試験の心配をすることなく、
午後試験の勉強のみに集中することができました。
STEP3(午後試験勉強法)
午後試験も午前試験と同じく、過去問道場にお世話になりました。
ただし午後試験は午前試験と違い、ただ数をこなせばいいというものではありません。
どちらかというと、ゆっくりでもいいので一問一問しっかりと理解することが重要です。
午後試験は過去と同じ問題は出ませんが、同じ傾向ではあるので、
しっかりと問題文を読み、理解した上で解くことができれば合格できるかと思います。
間違っても暗記はしないように!!
最短で合格したい場合、全ての問題を何回か解いてみて、得意な問題を選んで、、、
とすると時間が足りません。
ですので、午後試験の勉強を効率的に進めるために重要なのが、どの問題を解くかということです。
午後試験の出題は下記のようになっています。
ご覧頂くと分かるように、全11問の中から5問を選んで解く、という形式です。
よく、一度全部の問題を解いてみてからできそうな問題を選んでいく勉強法が紹介されています。
その方法だと、確かに自分にとって解きやすい問題を吟味でき、高得点が取れる可能性は高くなります。
ただし、時間がかかってしまいます。
最短で合格するためにおすすめの方法は勉強する範囲を絞ることです。
具体的には、
・情報セキュリティ
・データベース
・ネットワーク
・ソフトウェア設計
・アルゴリズム
・表計算
の6つのみを勉強していきます。
理由は下記に記します。
まず、問2~4に関しては、ソフトウェア・ハードウェアを外します。
ソフトウェア・ハードウェアは1つの問題ですが、ソフトウェアの問題とハードウェアの問題が存在し、
2倍勉強する必要があります。
問5のストラテジ・マネジメント分野も同様です。
この分野は比較的難易度が低いとも言われ、選択する方も多いのではないかと思いますが、
問5の対策だけで
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム戦略
・経営戦略・企業と法務
の4分野も勉強する必要があります。
それならば、データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計の3分野のみに絞り、
本番ではこのうち出題された2分野を解くほうが、効率がいいと思いませんか?
また、問7~11の分野で表計算を選んだのは、その他の言語と比べ、
比較的習得までの時間が短くて済むからです。
今回は試験に合格することを目的としていますので、
試験勉強を兼ねて言語の勉強をしたい場合や、自分が習得している場合は、
JavaやPythonを選んでも問題ないかと思います。
STEP4 試験当日編
最後に試験当日についてです。
午前試験・午後試験ともに150分の試験時間となります。
午前試験に関しては、しっかりと対策ができていれば
時間に追われることなく、余裕を持って試験に取り組めるでしょう。
午後試験は逆に、時間との戦いです。
どの分野にどれぐらいの時間をかけるのか、あらかじめ計画しておきましょう。
私の場合は、
問1:30分
問2~問5:20分×2
問6:40分
問7:40分
という時間配分で進めましたが、やはり途中で時間が足りず、
次の問題に進むという場面もありました。
とはいえ、アルゴリズム・ソフトウェア開発の配点が最も大きいので、
この部分に最も多くの時間を使うのが得策かと思います。
5.最後に
いかがでしたでしょうか?
もしご自身の勉強に取り入れられそうであれば、ご参考にして頂ければ幸いです。
皆様が無事合格できるよう、心から応援しております!
長文お付き合い頂きありがとうございました。