Carrierwaveで非同期処理・アップロードする

Railsでファイルのアップロード実装が簡単に行えるCarrierWaveで、MiniMagickによるリサイズ処理や、AWSのS3へのアップロードを遅延実行する設定について。

専用のGemがあった。各種ワーカーにも対応しているよう。しかし、現在のサービスで使用しているQueに対応していないので、
sucker_punchを入れてワーカーに使用した。

• lardawge/carrierwave_backgrounder

インストール

• gem 'carrierwave_backgrounder'
• rails g carrierwave_backgrounder:install

sucker_punchの場合以下のように編集する。

CarrierWave::Backgrounder.configure do |c|
  #c.backend :delayed_job, queue: :carrierwave
  # c.backend :resque, queue: :carrierwave
  # c.backend :sidekiq, queue: :carrierwave
  # c.backend :girl_friday, queue: :carrierwave
   c.backend :sucker_punch, queue: :carrierwave
  # c.backend :qu, queue: :carrierwave
  # c.backend :qc
end

モデルに遅延処理の記述

class Post < AR::B  
  mount_uploader :image, ImageUploader
  process_in_background :image # プロセス処理の遅延実行
  store_in_background :image # アップロード処理の遅延実行 
・・・

process_in_background

特に何もしなくても遅延処理される。けれど、名前の付け替えをしている場合は注意が必要（後述）。
また、store_in_backgroundがオフならprocess前の元画像ファイルが一時的にアップロードされる。

store_in_background

上記の例であれば、image_tmpという列を追加する必要がある。
けれど、strong_parameterにremove_imageを追加すると処理が行われなくなるという問題がある。（2015/5時点）
多分以下のIssue

• Use enqueue_#{column}_background_job? to process in foreground #186

アップロードしたファイルの名前を付け替えている場合

• How to: Create random and unique filenames for all versioned files

PRがあったようだけど、ワーカーへの対応絡みでスルーされたみたい。

• Save a changed filename #157

対応方法のようなISSUEがあったけど理解できなかった。

• Unique filenames on upload #42

以下のように対処

  def filename
    "#{create_filename}.#{file.extension}" if original_filename.present?
  end

  protected
    def create_filename
      if model.changed?
        var = :"@#{mounted_as}_secure_token"
        model.instance_variable_get(var) or model.instance_variable_set(var, SecureRandom.urlsafe_base64)
      else
        model.send(mounted_as).file.filename.split('.')[0]
      end
    end

メモ

• process_in_backgroundのみを使うならファイルサイズ制限をかける