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ChatGPT記事のまとめ(2023/06/05更新)

Last updated at Posted at 2023-05-15

はじめに

生成系AIの情勢は大変スピーディーで、毎週どころか毎日変化し続けています。ここにまとめた内容ですら、すぐに古い情報となる可能性があります。最新の情報は随時チェックしてみてください :muscle:

※2023/05/15 記事作成、2023/06/05 最終更新

教育関係のコメント

生成系AIによってダイレクトに影響を受ける業界の1つが教育関係でしょう。各大学が教育者として、学生向けのコメントを発行しています。これらは学生向けといいつつも、広義の意味では企業等の新人教育にも通じるところがありますので、一読しておく価値があります。

規約や法律

利用上の注意やガイドライン

ChatGPTを実際に利用する上で、気にしなければいけない利用規約や注意事項、ガイドラインです。もちろん、原典である Terms of use を読むのが重要ですが、その前にまずこれらの概要を読んでざっくり理解するのは有用でしょう。

最も大事な点は機密情報や個人情報を不用意に入力しないことです。
これは従来から、翻訳サイトを利用する際にも言われていたことと同様です。これらのサービスに入力した内容はサービスの精度向上のために利用される可能性があり注意が必要です。NDA違反となったり、特許出願に不利になるなどの恐れがあります。

著作権関係

現時点における政府の基本方針は、内閣府のAI戦略チームの会議資料が最も分かりやすく1枚にまとまっています。

生成物や学習物の著作権に関しては、下記の法律事務所からの記事が大変分かりやすくかつ詳細に語ってくれております。
ただ、法律関係は表現を省略しづらい話ですので、どうしても文章量の多い記事になっています。時間のある時にじっくりと読むのが良いと思います。

使い方・使い始め

チャットボットとして

企画検討や調査などを行う際の、いわゆる「壁打ち」をする相手として非常に有用なお供です。執事や秘書、あるいはドラえもんのようなイメージ、と言えば分かりやすいでしょうか。
一般的にはこうした利用方法が最もとっつきやすいのではと感じます。

コード生成・エンジニアリングとして

いわゆる「ノーコード」な開発ツールとしての使い方です。ChatGPTをコンパイラとして見立てて利用することも出来ます。
ただ当然ですが、生成物に対する責務は生成したユーザー側にありますので、もし生成したコードにバグがあった場合の責任は当然ユーザーにあります。生成したコードを鵜呑みにする・顧客へ丸投げするような使い方は、(現時点では)出来ないと考えるほうが妥当でしょう。補助ツールとして捉えれば、非常に有用と言えるでしょう。

利用料金

ブラウザから利用するチャットボットの利用料金:

  • Free(基本無料):GPT-3.5の機能を利用可能
  • Plus(月額20ドル):GPT-3.5の機能をハイスピードで利用可能、GPT-4を利用可能、プラグインなど最新機能を利用可能

ChatGPT APIの利用料金:

  • 入力したトークン数によって従量課金
  • 初月から3ヶ月間は5ドル分の機能が無料で利用可能
  • 利用上限金額を設定可能

参考:

原理やこれまでの流れ

その他

入力内容による回答の変化

入力内容を敬語にしたり挨拶を前置きしたほうが生成結果が良くなるという実験結果です。面白いですね!

セキュリティ対策

ChatGPT APIを利用したアプリやボットを作成する際に気を付けるべきはインジェクション(サイバー攻撃)でしょう。チャットボットは自然言語の入力ですから、攻撃も日本語で容易く行えてしまいます。

おまけ

ChatGPTは常に人間を盛り立てた回答というか、人間には人間の役割があるよという回答をしてくれているように感じます。どことなくロボット三原則に従っている雰囲気があって面白く感じます。

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