【JavaGold】resolveメソッド

概要

java.nio.file.Pathsクラスのresolve()メソッドは、2つのPathインスタンスを結合して新しいPathインスタンスを作成する。
このメソッドは、パスの絶対・相対の関係にかかわらず、2つのパスを連結して新しいパスを作成する。

シグネチャは以下のようになっている。

public Path resolve(Path other)

引数として結合したいもう一方のPathインスタンス（other）を受け取り、それらを結合した新しいPathインスタンスを返す。

例

例えば、次のようなディレクトリ構造があったとする。

root
├── dir1
│   └── file1.txt
└── dir2
    └── file2.txt

以下は、Paths.resolve()メソッドを使用して2つのPathインスタンスを結合している。

import java.nio.file.Path;
import java.nio.file.Paths;

public class ResolveExample {
    public static void main(String[] args) {
        Path dirPath = Paths.get("root/dir1");
        Path filePath = Paths.get("root/dir2/file2.txt");

        // ディレクトリパスとファイルパスを結合して新しいパスを作成
        Path resolvedPath = dirPath.resolve(filePath);

        System.out.println("結合されたパス: " + resolvedPath);
    }
}

この例では、Paths.get()メソッドを使って2つのPathインスタンス（dirPathとfilePath）を作成している。dirPath.resolve(filePath)を呼び出すことで、dirPathとfilePathを結合して新しいPathインスタンスを作成し、結合されたパスを出力している。

実行結果

結合されたパス: root/dir1/root/dir2/file2.txt

resolve()メソッドにより、dirPathとfilePathが結合されて新しいパスが作成されていることがわかる。