概要
指定されたディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧をFile
オブジェクトの配列として取得する。
listFiles()
メソッドは以下のように定義されている。
public File[] listFiles()
このメソッドは、呼び出されたFile
オブジェクトがディレクトリである場合に使用する。
ディレクトリ内のファイルやディレクトリに対して、File
オブジェクトの配列を返す。
ディレクトリが空の場合、またはファイルではなくディレクトリが含まれていない場合は、空の配列が返される。
例
以下のようなディレクトリ構造があるとする。
/path/to/directory/
├── file1.txt
├── file2.txt
└── subdirectory/
├── file3.txt
└── file4.txt
import java.io.File;
public class ListFilesExample {
public static void main(String[] args) {
// ディレクトリパスを指定してFileオブジェクトを作成
File directory = new File("/path/to/directory");
// ディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧を取得
File[] files = directory.listFiles();
// 取得した一覧を表示
if (files != null) {
for (File file : files) {
System.out.println(file.getName());
}
} else {
System.out.println("ディレクトリが存在しないか、空です。");
}
}
}
この例では、/path/to/directory
に指定されたディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧を取得し、それらの名前を表示する。
実行結果
file1.txt
file2.txt
subdirectory
ここでは、listFiles()
メソッドがディレクトリ内のファイルとディレクトリの名前を取得し、それらの名前を表示している。
subdirectory
はディレクトリであることがわかる。
ただし、listFiles()
メソッドがnull
を返す場合、ディレクトリが存在しないか、ディレクトリが空であることを示す。
もしディレクトリが存在しないか、ディレクトリが空であれば、「ディレクトリが存在しないか、空です。」というメッセージが表示される。