#Google Cloud Platformから以下のメールが来ました。
構築したGCE(Google Compute Engine)環境を送信元とし、
リモートポートに対するポート スキャニングが検出されたとのこと。
この問題は、
プロジェクトからサードパーティに送信されるトラフィックが意図したものであり、
プロジェクトが不正使用されていないことを確認することで解決できるとあります。
対応をしないと72時間後にインスタンスを停止するとあります!!
Google Cloud Platformコンソール画面に飛ばされる
(警告を受けたことが表示され、[異議を申し立てる]ボタンを押してみる
異議を申し立てる画面では、対応してから対応内容を送信する内容となっている
本投稿は上記のメールが来ての対応した内容を纏めた内容となります。
(2019年4月時点の情報となります)
WordPrassをGoogle Compute Engineで構築している方がいて
同様のメールが来ている方がいると思いますので参考にしてください。
#Google Cloud Platformから警告を受けた環境
Google Compute Engine(GCE)にWordpressを構築している環境があります。
■環境構築した内容は以下の記事を参照ください
紙ベースで実施されていた運用をGCE(Google Compute Engine)+WordPressでシステム化したお話
上記記事の環境のソフトウェアバージョン
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WordPress : 5.0.4
PHP : 5.4.16
Apache: 2.4.6
MySQL:15.1
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#警告を受けた原因
警告メールからサードパーティのソフトウェアとあるので調べてみたところ
以下の記事がありました。
WordPressの環境は「 5.0.4」だったので、まずはアップデートをする必要がある!
#対応
以下の対応を行いました
1.作成した環境をバックアップ
2.WordPressのアップデート
3.Cloud Web Security Scannerで脆弱性をスキャン
##1.作成した環境をバックアップ
簡単にエクスポート、別環境にインポートできるとのことで
プラグイン「All-in-One WP Migration」を使用しました。
(仮にインスタンスを停止になった場合、別環境でインポートできるプラグインを検討)
##2.WordPressのアップデート
画面キャプチャでは、すでに最新版に更新された後になってますが、
最新バージョンでない場合、最新版にインスールするボタンが押せる状態だったと思います。
※WordPressのバージョンアップ 5.0.4 ==> 5.1.1
##3.Cloud Web Security Scannerで脆弱性をスキャン
WordPressを最新バージョンにしたので、Cloud Web Security Scannerで脆弱性をスキャン
##WordPressのアップデートだけでは脆弱性は解消されず
WordPressのダッシュボード画面にPHPが古いというメッセージがあったので
PHPのバージョンアップを実施
sudo yum install epel-release
sudo rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
sudo yum remove php-*
sudo yum install --disablerepo=* --enablerepo=epel,remi,remi-php73 php
sudo yum install --disablerepo=* --enablerepo=remi,remi-php73 php-mysqlnd php-mysql php-mbstring php-intl
PHPのバージョンを
5.4.16 ==> 7.3.4 に更新。
で、再度、Cloud Web Security Scannerで脆弱性をスキャン
今度はJquery 1.12.4 がだめらしい。。
WordPressでJqueryの使用バージョンを3.00に変更
変更はfunctions.php に以下の記載をします。
function change_jquery() {
if( !is_admin() ){
wp_deregister_script('jquery');
wp_enqueue_script('jquery', '//cdn.jsdelivr.net/jquery/jquery-3.0.0.min.js', array(), null , true);
}
}
add_action('init', 'change_jquery');
そして、再度、Cloud Web Security Scannerで脆弱性をスキャンしたら
脆弱性は「0」になりました。
#Google Cloud Platformに異議を申し立てる
脆弱性に対する対応が完了したので異議を申し立てる画面を入力。
対応した内容とCloud Web Security Scannerを実施して問題ないことを書きました。
※2営業日以内に返事があるとのこと
#関連リンク
紙ベースで実施されていた運用をGCE(Google Compute Engine)+WordPressでシステム化したお話
※Google Compute Engine(GCE)、WordPress、PHP、MySQLを使用した記事です