初めに
ここではUSB接続でのAndroid実機デバックをしている人が、wifi経由でデバックする手順を記載します。
下記のページを参考にしています。
https://developer.xamarin.com/guides/android/getting_started/installation/set_up_device_for_development/
手順
- デバックするAndroid端末のIPアドレスを調べる。
- Android端末をUSBで接続する。
- ADB(Android Debug Bridge)をTCP/IPに変更する。
1. デバックするAndroid端末のIPアドレスを調べる。
Androidのバージョンによって、IPアドレスの調べ方は違いと思いますが、
今回はAndroid 6を基準に記載します。
「設定」→「Wi-Fi」→「右上の設定ボタン」→「設定」
IPアドレスに記載されているIPアドレスを控えてください。
2. Android端末をUSBで接続する。
USBでAndroid端末をPCに接続します。
すでにUSB接続でのデバックを行っている人は大丈夫だと思いますが、以下のことに気を付けてください。
- Android 端末がデバックモード有効であること。
- Android SDKマネージャーでGoogle USB Driverがインストールされていること。
- USB接続時にUSBの使用が「充電」で接続されていること。(MTPやMIDIではないこと)
3. ADB(Android Debug Bridge)をTCP/IPに変更する。
Visual Studioから、ADPコマンドプロンプトを起動します。
以下のボタンを押下して、コマンドプロンプトを起動してください。
ADPをUSBからTCP/IPに変更します。
コマンドプロンプトで下記を実行してください。
adb tcpip 5555
5555の部分はポートを指定しています。
自由に変更してよいですが、他のアプリケーションやシステムと重複しないポートを指定してください。
対象の端末のIPアドレスを指定して、接続します。
コマンドプロントで下記を実行してください。
adb connect 192.168.1.28:5555
IPアドレス部に端末のIPアドレスに変更してください。
また、ポートはadp tcpipコマンドで指定したポートを指定してください。
以上で完了です。
TCP/IPデバックからUSBデバックに戻す方法
以下をADPコマンドプロンプトで実行してください。
adb usb
上記コマンドを実行することでUSBデバックモードに戻すことが可能です。