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Code ChrysalisAdvent Calendar 2019

Day 25

会社の先輩に教えてもらったSOLID Principle: Single-responsibility principle

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#自己紹介
動物大好き、唐揚げ大好きな(最近はサラダも好きです)本山公子といいます:woman_tone1:
母がアメリカ在住の人と再婚して8歳から20年間アメリカ:flag_us:で育ちました。
その後はアメリカで働いたり、日本で英語の講師:pencil2:をしたりしていましたが、

夢はハッカー!:desktop:
お金持ちになりたい!:atm:
ビルゲイツになるぞ!:dark_sunglasses:

のような夢を持っており、プログラマーに転職しました:point_up:
今は健全な Reactを使ったフロントエンドデベロッパーです:raised_hands:
要領の悪い私は日頃から勉強に苦戦しており、会社の先輩に相談していたら、

「SOLID Principleをググってごらん。:man_tone3:
と言われて、ググって調べてみました。
とてもいいな!と思ったので、今回はその「S」をシェアします。
何かおかしなこと、訂正した方がいいところなどのアドバイス、歓迎します!

#SOLID Principle (単一責任の原則)
SOLID Principleとは、頭文字で、

  • S - Single Responsibility Principle:単一責任の原則
  • O - Open/closed principle:オープン/クロースドの原則
  • L - Liskov substitution principle:リスコフの置換原則
  • I - Interface segregation principle:インターフェース分離の原則
  • D - Dependency inversion principle:依存性逆転の原則

の略です。今日は、その「Single Responsibility Principle」
について書きます。

##Single Responsibility Principle
Single Responsibility Principle(略してSRP)は、ざっと

クラスは一つの仕事のみ担当せよ:point_up:

という風に言われています。
例えば、こんなコードがあるとします。

public class BankAccount {

  public function getAccountNumber(user: User): number {
    return 1234567890;
  }
}

めちゃめちゃシンプルに、銀行口座の番号を返す関数を作りました。
例として書いているので、どんなユーザーでも1234567890が返ってくるのは、ごめんなさい:joy:

今の状態は「Single Responsibility」な訳です。
どういうことかというと、このクラスは「Bank Account」がすべき事をしているからです。
他の関係ないことはしていません。

こんなコードを追加したらどうでしょうか?

public class BankAccount {

  public function getAccountNumber(user: User): number {
    return 1234567890;
  }

  //追加↓
  public function getBalance(user: User): number {
    return 100,000,000,000,000;
  }

ビルゲイツ並みにふさわしく、ちょっと欲張って大金持ちになってみました:metal:

getBalanceという関数を作りました。
自分の残高だって知りたいですよね。
毎回残高がこの金額だったら、ウハウハです:dancer_tone3:

どうですか?まだ銀行口座らしい仕事をしていますかね?
うん、いいんじゃないでしょうか。

じゃぁ、次はどうでしょう?

public class BankAccount {

  public function getAccountNumber(user: User): number {
    return 1234567890;
  }

  public function getBalance(user: User): number {
    return 100,000,000,000,000;
  }

  //追加↓
  public function sendBalanceStatementToUser(user: User): void {
    ExpressMail.sendStatement(user.address, 100,000,000,000,000);
  }

いきなり長い関数名が出てきました。
sendBalanceStatementToUserは、お客さんに今の残高の「お知らせ通知」を手紙で送るサービスです:envelope:
ネットが使えない、紙の方がいい!という人に喜んでもらうためです:relaxed:

でもこれって、「銀行口座」のお仕事でしょうか?
銀行口座の任務を超えてる気がしませんか?
これが、

Single Responsibilityに反している:skull:

わけなんですね。

銀行口座は、「講座の管理をする」ことがお仕事であって、
「お客さんに通知のお知らせを送る」ことまでは、するべきではありません。

こういった場合、通知を送ってくれるクラスを作って、そのクラスにお仕事をしてもらいましょう!

public class Mail {

  public function sendMailToUser(user: User, balance: BankAccount) {
    ExpressMail.sendStatement(user.address, balance);
  }
}

これで BankAccountは、銀行口座のお仕事だけに集中できますね:pencil2:
なので、先ほどのユーザーに通知を送る関数は削除しちゃいます。

全部のコードは、こんな感じです。

public class BankAccount {

  public function getAccountNumber(user: User): number {
    return 1234567890;
  }

  public function getBalance(user: User): number {
    return 100,000,000,000,000;
  }



public class Mail {

  public function sendMailToUser(user: User, balance: BankAccount) {
    ExpressMail.sendStatement(user.address, balance);
  }
}

以上でした:sunglasses:

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