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#はじめに

@kmd252525です。AI Questという教育プログラムに参加しています(現在進行中)。大変刺激をもらっているので、今回紹介させていただきます。

AI Questとは?

AI Quest(以下URLを参照)は、参加者同士が学び合い、高め合いながらAI活用を通した企業の課題解決方法を身に付ける教育プログラムです。経済産業省主催で、2019年度から開講されています。

私は、たしかSNSで情報を得て、興味を持ち申し込みました。
上のURLに詳細はありますが、その中からピックアップして以下に募集要綱、プログラムの流れ等を説明します。

##募集要綱

  • 基本

    • 開催期間: 2021年9月~2022年2月初旬
    • 募集人数: 600名程度
    • 募集対象: 学生・社会人
    • 受講料金: 無料
  • 追加

    • 受講資格:応募フォームへの記載(①個人情報 ②AIに関する技術レベル ③志望動機)とアセスメント
    • 情報共有:slack
    • 学習方式:PBL(Project-based Learning)

  • 補足
    • アセスメントは、データセットを用いた特定の課題に対してAIモデル構築・分析し、結果を提出する。Signate上でのコンペ形式で、他の応募者のスコアも閲覧可能。
    • 期間中、週6時間程度(課題取り組み時間も含む)取組度合によっては、$+\alpha$の時間投入が必要。
    • プログラムはオンラインで実施。

プログラムの流れ

プログラムは、以下の2つで構成されています。

  1. 架空の企業課題について、受講生がコンサルタントになり、要件定義・データ分析・企業への提案プレゼンの学習。
  2. 企業協業プログラムへの参加。

修了条件

プログラムは前後半の2タームに別れており、1.を2回取り組むか、1.と2.を1回ずつ取り組むかについて、受講生は選択します。
1.については、期日までに各課題を提出したか、最終プレゼン資料については受講生で相互評価することで修了評価します。
2.については、定期的なプロジェクトの進捗を専用サイトで報告します。

企業協業プログラム

企業協業プログラムは、参加希望者で複数名のチームを作り、**AI Quest**にエントリーされた企業様とマッチングをはかり、マッチングした企業様の業務課題に対し、AIの導入を検討する学習プログラムです。
定期的な顧客ミーティングとチームでのデータ分析を繰返し、最終成果物を提出します。

プログラムの流れ

第2タームが現在進行中ではありますが、これまでのプログラムの流れを簡単に紹介します。

第1ターム

課題自体は個人課題のため、ある程度経験のある人は個人単位で課題を取り組めます。
初学者の受講生は、slack上でわからないことを共有し、経験者にヒントを出してもらい解決していきます。
また課題とは別に、運営事務局主催で開催する定期的なオンラインサロンで参加者間で雑談したり、有志で集まりBIツール等の勉強会を行う機会もあります。

第2ターム

現在プロジェクト途中で、詳細な情報公開ができないので、さっくりとしたスケジュール感を紹介します。
(プロジェクト詳細について知りたい方は、AI Quest2020に参加されたこちらの方の記事が参考になると思います。経済産業省のAIコンペに参加しました)

  • 11月半ばに企業様とマッチング
  • 11月末に初回ミーテング(取組むテーマの確認とデータの受渡し、今後の進捗会合の設定)
  • その後は1週間ごとに平日(定時後)や休日に定例会合で1時間ほど進捗報告を行う(現在継続中)

※私の参加しているチームのマッチングしたプロジェクトには、複数のチームが参加しています。

プログラムの良いと感じること

  • プログラムが講師なしのPBL方式で一気通貫しているため、資料作成能力からプログラミングの実装力まで、挫折せずに取り組める。
    • 第1タームでのデータ分析や提案資料作成のTipsが満載で毎日勉強になります。  
  • プログラミング初心者のために、実装課題の途中までコードを書いて公開して下さる気さくな受講生が多数、在籍している。
  • 情報共有にslackを用いていますが、受講生の質問と回答がログとして残っているので、他の受講生も後ほど確認できる。
  • 昨年度の受講生(AI Quest2020)の報告会や受講生間で有志の勉強会が開催される。
  • 架空の企業課題のみの学習にとどまらず、実際の企業様のコンサルティング&データ分析まで経験できる。
    • (これはあくまで私の参加するプロジェクトでのことですが...)企業様との定例会合を許諾を得た上で録画し、内部のみで共有しているため、定例会合に出席できなくても、後から確認できる。
    • 所属企業が異なるメンバーで構成されているため、変に気を遣うことなく、議論ができる。
    • 定例会合で、顧客への他のメンバーのコンサルティング力を目の当たりにして、大変勉強になる。

総じて、会社に所属しながらインターンシップ(Input & Output)レベルの経験が無料でつめるため、大変お得だと思います。

プログラムで難しいと感じること

  • 企業協業プログラム自体は大変やりがいがありますが、本業との兼合い上、注力時間が減り、進捗が生み出せないことがある。
    • 特に、チームで役割を割り振ったのに、本業との兼合い上、進捗会合までに間に合わないと心苦しいです。
  • 運営事務局に質問等で問い合わせた際に、返信が遅くなることがある(受講生が多いのでやむを得ないとは思いますが...)。

最後に

AI Questは、PBL型のAI教育プログラムです。会社に所属しながらインターンシップレベルの経験が無料でつめるため、大変お得だと実感しています。
これからAIを学んで実務に活かしたい方から、AIについては独学等で理解しているが、実務経験を少しでも他で積みたいという方まで、楽しめるプログラムだと思います。

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