IoTのエッジデバイスとするために、Raspberry Pi Zero WHを買いました。
届いてから、SSHでRaspberry pi zeroにログインできるところまでを纏めます。
なお、Windows10のPCが前提です。
何が必要か
Raspberry pi zeroをSSHで接続して使える状態にするまでに必要なものは以下の通りです。
- Raspberry pi zero wh
- microsdカード(16GB以上はあった方がいい)
- USB-A-micro-usbケーブル
- WiFiルーター
- Raspberry pi zeroを置く段ボール(ケースの代わり)
- SDカードアダプタ
- SDカードリーダー
分からずいろいろと買いましたが、これだけあればできます。
まずはOS
https://www.raspberrypi.org/downloads/ にアクセスして、Raspberry OSをダウンロードしましょう。zipファイルなので、解凍してください。
ここでは、RaspbianのRaspbian Stretch Liteを使います。
Etcherをダウンロードし、インストール
RaspbianをSDカードにイメージ保存するために必要なEtcherをダウンドーロして、インストールします。
https://www.balena.io/etcher/
Raspberry OSをSDカードに転送
banelaEtcherを立ち上げます。
Select Imageでダウンロードして解凍したイメージファイルを選択します。
Flashボタンをクリック。
Starting...
Flashing...
Validating...
と続きますので、しばし待ちましょう。
この画面になったら、完成です。
WiFiとSSHの設定
Raspbianは、wpa_supplicant.confにWiFi設定、ssh.txtにSSH設定をしたファイルをmicroSDのルートに置いておくと、WiFiルーターにつないでくれます。
また、SSHで接続することも簡単にできます。
まず、このファイルを作成しましょう。
https://mascii.github.io/wpa-supplicant-conf-tool/ にアクセスして、SSIDとパスフレーズを入力して追加ボタンをクリックします。
wpa_supplicant.conf作成ボタンをクリックするとwpa_supplicant.confが、ssh.txt作成ボタンをクリックするとssh.txtファイルをダウンロードできます。
この2つのファイルを、Raspbianイメージを作成したmicroSDにコピーしましょう。
Windowsだと、bootと言うドライブになっているはずです。
いよいよ、Raspberry起動
RaspbianのmicroSDをRasberry pi zeroに挿して起動しましょう。
USB-A-microUSBケーブルで適当につないでください。そして、起動するまで3分ほど待ちましょう。
Raspberry pi zeroを探そう
WiFiルーターまでは、自動的に接続されます。
普通はDHCPでIPアドレスが振られますので、IPアドレスを調べる必要があります。
まずは、コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
(192.168.0のところは自分の環境に合わせてください)
for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i
次にarpコマンドでアクセスできたIPアドレス一覧を表示します。
arp -a
物理アドレスの先頭が、「b8-27」となっているものがRaspberry pi zeroです。
DHCPにIPアドレスの付与を任せると、この手順でRaspberryを探す手間が増えるので、DHCPサーバーのDHCP固定割当設定で空いているIPアドレスに物理アドレスをマッピングする事をオススメします。
そうすると、常に同じIPアドレスが割り当てられます。
SSHで接続
SSHで接続します。有名なソフトとしてはTeraTermでしょうか。
上記でべたRaspBerry pi zeroのIPアドレスを指定します。
セキュリティ警告が表示されますので、続行をクリックしましょう。
既存の鍵を、新しい鍵で上書きすると言うオプションが表示されたら、チェックしましょう。
SSH認証で、ユーザ名をpi、パスフレーズにraspberryを入力し、OKボタンをクリックしましょう。
SSHで繋がりました!!
アップデートの実行
Raspbianをアップデートしておきましょう。
sudo apt-get update
sudo apt-get -y upgrade