obnizには"Cloud API"というAPIが用意されています。これはWebSocketでjson形式のコマンドを送ると、IO制御やディスプレイの表示を変えるといった操作ができます。
このCloud APIをノンプログラミングで利用できるよう、Node-REDにobnizノードが用意されています。
2020年10月にobnizノードのアップデートがありました。 ↓をご参照ください。 [Node-REDのobnizノードがバージョンアップした!](https://qiita.com/wicket/items/e150e78cd787da03493e)Node-REDは株式会社ウフル様の「enebular」の環境を使用しました。
今回はobnizノードを使い、Node-REDのinjectノードのボタンを押すと、obnizの画面に"Hello,obniz!"が表示されるデモを作成します。手順は次の通りです。
1.Node-REDにobnizノードをインストールする
2.Node-REDでフローを作ってデプロイする
3.動作確認
##1.Node-REDにobnizノードをインストールする
enebularのNode-RED環境を起動します。環境が立ち上がると画面右上"デプロイ"ボタンの下にタブがいくつか表示されています。
"admin"タブを選択し、入力欄に次の文字を入力します。
node-red-contrib-obniz
入力欄下部の"Install"ボタンを押すとインストールが始まります。
インストールが完了するとノード一覧(画面左端)にobnizノードが追加されます。
##2.Node-REDのフローを作ってデプロイする
Node-REDのフローを次の図のように配置します。
使用するノードは次の3つです。
ペイロード
{
"display": {
"clear": true,
"text": "Hello, obniz!"
}
}
以上の設定を終えたら、画面右上の"デプロイ"ボタンを押してデプロイ!
##3.動作確認
injectノードの左端にある□を押すとobnizの画面に"Hello,obniz!"と表示されます。
同時にNode-REDのデバッグコンソールにJSONの内容が表示されます。
##参考
・obniz Cloud API
https://obniz.io/doc/obniz_api
・Node-RED日本ユーザ会
https://nodered.jp/
・obniz node-red SDK リファレンス
https://obniz.io/doc/nodered-sdk/README
・株式会社ウフル enebular
https://www.enebular.com/ja/index.html