はじめに
組織で利用するアプリにおいて、異動などによりPowerAppsのアプリ所有者が不在となってしまった場合、管理者権限により所有者を変更することで対応する。
本件について勉強したことを忘れないようメモするもの。
所有者変更の流れ
- 新所有者の「ObjectID」確認
- 対象アプリの詳細情報確認
- アプリの所有者変更
1.新所有者の「ObjectID」確認
- PowerShellでAzureAD管理センターへ接続する。
Import-Module -Name AzureAD Connect-AzureAD
- 新所有者の「ObjectID」を出力する
Get-AzureADUser -ObjectID "新所有者のアカウント名"
- 「ObjectID」を控えておく。
2.対象アプリの詳細情報確認
- PowerShellでPowerApps管理センターへ接続する。
Import-Module Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell Add-PowerAppsAccount
- アプリの詳詳細情報一覧を出力する。
Get-AdminPowerApp
- 以下の情報を控えておく。
- AppName
- EnvironmentName
3.アプリの所有者変更
- PowerShellでPowerApps管理センターへ接続する。
Import-Module Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell Add-PowerAppsAccount
- 以下のコマンドで所有を変更する。
Set-AdminPowerAppOwner -AppName "所有者を変更したいアプリの「AppName」" -EnvironmentName "所有者を変更したいアプリの「EnvironmentName」" -AppOwner "新所有者のObjectID"
- Microsoft365管理センターから所有者が変更されていることを確認