概要
私は転職活動を4回経験しています。
4回中2回転職に至りましたが、残りの2回は途中で転職活動を止めています。
止めた理由を追求すると、失敗したな、と感じる点がいくつかありました。この記事では何が失敗だったかや反省点、どのように対応したかをまとめました。
記事にした意図は、次回転職する際の自分向けの備忘と、読者の方が反面教師にしてもらえれば、という思いからです。
略歴
30代のシステムエンジニア。新卒から継続してインフラ屋。
転職活動自体は4回経験。転職まで至らなかった活動が2回あり。
転職目的が何かを転職活動前に突き詰めておくこと
失敗したなと思うこと
とある転職活動のタイミングでは、有難いことに複数社から内定をいただきましたが、オファー条件を拝見・比較した際に、しっくりこないと思う自分がいました。今となっては、心のどこかで内定がゴールのように感じ、内定さえ出れば自分の期待を超えるオファーが来ると思っていたと感じます。
反省ポイント
転職を決断するポイントは主に以下だと感じました。
転職の目的が達成できそうかがしっかり腹落ちするか
表面的な転職動機で取り繕うのではなく、自身の内面を認識する必要があると思いました。
特に不満に思うことは、その時の瞬間的な気持ちに左右されやすいものがあると思っています。瞬間的に感じることは、解消も刹那的であるため、転職を決めるまでの数か月で立ち消える可能性があります。つまり、内定を得る頃には「何のために転職してるんだっけ?」となってしまう恐れがあると思います。だからこそ、不満に思うことは明文化し把握することが大事だと感じます。
転職の目的は、転職活動を始めてから考えるのでは遅いと思っています。ヒントは日常の業務の中にありますで、普段感じたことなどを細目にメモしておくのが良いと思いました。
反省を踏まえやってみたこと
具体的に私は以下段取りでメモを取っています。
1.嫌だ・不満だと感じることを思ったときに記載
2.分類を記載(ex.業務内容、人間関係、環境など)
3.どの程度続いているかの期間を記載
上記のメモを2,3か月ごとに見直し、今もそのように思うかを確認するようにしました。結果的に不満に感じていることを文書化し、その不満が慢性的かを知ることができました。
このメモは転職する際の一つの軸になったと思います。
エージェントの方との最初の打合せは受身にならないこと
失敗したなと思うこと
転職サイトに登録すると「一度お会いして話しませんか?」とのお誘いがありました。特に何の準備もせず軽い気持ちで打ち合わせに臨んだところ、明確な意思無く複数社の面接を受けることとなりました。その後、選考は進みましたが気持ちが追い付かず、結局曖昧な形で辞退、という形になりました。
反省ポイント
転職エージェントの方とのファーストコンタクトで受け身の態勢を取ってしまうと、曖昧な形で話が進んでしまうと感じました。この結果、転職の判断が出来ずに途中辞退、勢いで転職を決断するものの長くは続かない、という事態になる可能性があると思います。これは、転職エージェントの方だけではなく企業側の方にも迷惑をかけてしまう不幸なことだと感じます。
転職エージェントの方との会話の中で転職の解を見つけられる方もいらっしゃいますが、私の場合はそうではありませんでした。
よくよく考えると、転職エージェントの方はボランティアで会ってくれるわけでは無いという結論に至りました。だからこそ、事前準備を行い対等に話が出来るようになることが大切だと感じました。
反省を踏まえやってみたこと
具体的には以下の点を準備し、転職エージェントの方とのファーストコンタクトに臨むようにしました。
・転職活動に対して現時点でどの程度、真剣に考えているか
・何を悩んでいて転職を考えており、その原因は何にあるか
・転職エージェントの方に何をして欲しいか
ここら辺をまとめてから打ち合わせに臨むことで、お互いの期待値がすり合ったように感じ、前向きに転職活動に取り組むことが出来たと感じます。
他者との比較はしないこと
失敗したなと思うこと
退職エントリーの記事などで同年代の方の待遇や業務内容を羨ましいと感じ、私もこれぐらいならイケるか、と感じながら転職活動を進めていました。ただ結果的に、年収の水準が低かったり、業務内容がしっくりこないと感じるものがあるなど、一喜一憂しながら本質を見失って転職活動をしていました。結果的に「何のために転職活動してるんだっけ?」と疑問を抱き、転職活動からフェードアウトしてしまいました。
反省ポイント
他者の方の羨ましいと感じる内容は、結局は他者の方の一面のみということを自覚すべきだと思いました。
よく「自分の敵は自分」のようなキャッチコピーを目にしますが、これは自然体だと他者比較をしてしまうからこその標語だと思い至りました。月並みですが、他人と比較したから何なの?であり、意味は無いと感じます。
反省を踏まえやってみたこと
将来の自分の年表を作成し、そこを目指すようにするようにしました。例えば5年後は年収1000万を超える、10年後は管理職になる、などの目標を立て明文化するようにしました。
私の場合は文書化したことで、自然と他者ではなく自分と向き合うことが出来ようになったと思います。
終わりに
私の転職活動は、ここまでに記載したような失敗と反省を繰り返しながら前に進んできたと思っています。その中で、ご支援いただいたエージェントの方や面談にて親身になってくださった企業の方には申し訳ないと思う反面、非常に感謝しております。
転職活動は一人ではなく様々な方とのコミュニケーションを通して実現するものであるからこそ、事前準備を入念に行い真摯に取り組む必要があると感じます。
この記事が少しでも読者の方の糧になることができれば幸いです。