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AWS Cognitoでパスキーが使えるようになったので早速使ってみた

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こちらの記事で、AWS Cognitoがパスキーによる認証に対応したと言うことを知り、早速試してみました。速報ベースで、ドキュメントも読んでいないので、間違っているところがあったらごめんなさい。

ユーザプールの作成

まずはAWSにログインし、Cognitoから新しいアプリを作成します。

Cognitoのトップ

とりあえずTraditional web applicationを作ります。
アプリ名も適当につけました。
新たなアプリの設定画面 アプリ名

ユーザ識別子はEメールにします。
今回はCognitoだけで完結しますので、Return URLも空欄のままにしておきます。

新たなアプリの設定画面 ユーザ識別子など

ユーザプールが完成しました!

スクリーンショット 2024-11-26 21.33.36.png

せっかくなのでユーザプール名も分かりやすいものに変更しておきます。

スクリーンショット 2024-11-26 21.35.37.png

ここからサインイン方法を選べるようです。

スクリーンショット 2024-11-26 21.37.57.png

パスキーは、パスワードに追加のオプションとして設定できるようです。
パスワードを廃止し、パスキーだけのログインにはできないようです。

スクリーンショット 2024-11-26 21.38.17.png

実際に使ってみる。

新規登録

元の画面から「Set up your app」の横のアプリ名をクリックして、

スクリーンショット 2024-11-26 21.36.04.png

右上の「View login page」をクリックしてログインページを開きます。

スクリーンショット 2024-11-26 21.40.25.png

とてもシンプルで可愛いログイン画面が表示されます。初めての利用なので、Create an accountをクリックし、新規登録画面に進みます。

ログイン画面

ユーザプール作成時に見たとおり、新規登録時はパスワードが必須のようです。
デフォルトだと記号も必須になっており、Googleパスワードマネージャのサジェストしてきたパスワードだと先に進めませんでした。

新規登録画面

Eメールで確認コードが飛んでくるので、それを入力します。

確認コードの入力

アカウント作成完了とともに、パスキー登録画面に遷移します。

アカウント作成完了

パスキーを作成します。

パスキー作成中

ログインが完了しました。Return URLを設定していないので、ここで終わりです。

ログイン完了画面

ログイン

ログインするには、再度コンソールからログイン画面を開きます。
ログイン済のセッションが残っているので、Sign in with different userをクリックします。

スクリーンショット 2024-11-26 21.44.10.png

もう一度Eメールを入力して
(オートフィルによるパスキーログインにも対応していなさそう・・・)

スクリーンショット 2024-11-26 21.44.25.png

パスキーでのログインを行います。

スクリーンショット 2024-11-26 21.44.28.png

スクリーンショット 2024-11-26 21.44.32.png

ログインが完了しました。

スクリーンショット 2024-11-26 21.44.40.png

多要素認証はどうなる?

さて、パスキーを設定したとして、パスワードが残っているのであれば、多要素認証を設定してパスワードによるログインの安全性を改善したいところですが・・

スクリーンショット 2024-11-26 21.46.59.png

なんと、多要素認証は、パスワードのみが認証手段の場合でしか使えないとのエラーになってしまいました。

スクリーンショット 2024-11-26 21.47.16.png

作られたユーザの確認

コンソールでユーザを確認しましたが、パスキーを削除したり、パスキーの有無を確認できる画面も見つかりませんでした。
スクリーンショット 2024-11-26 22.24.14.png

新規作成時にパスキーを作成していないユーザが、パスワードでログインした際、ログイン後にパスキーの登録を誘導されることもありませんでした。

まとめ

とりあえずドキュメントも読まずにCognitoでパスキーを使ってみました。
最低限の設定は即使えるようになったので、とりあえず簡易的なサービスの認証としては非常に便利だと思います。

ですが、オートフィルによるパスキーログインをしたいだったり、パスワードを廃止したいだったり、パスワードの場合には二要素認証をいれたいといった、ちょっとした設定はできないようでした。今後の改善に期待です。

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