AZ-104の学習をしていて、思考を整理するために記事として書き記しています。
ご参考になれば幸いです。
Azure Import/Exportとは?
Azure Import/Exportは、ディスクドライブを使用して大量のデータを安全かつ迅速にAzure Blob StorageやAzure Filesにインポート・エクスポートできるサービスです。ネットワーク経由でデータを転送する際に時間がかかりすぎる場合や、ネットワーク帯域幅のコストが高すぎる場合に、効率的でコスト削減につながる方法として利用されます。
Import/Exportの基本的な仕組み
データ転送の流れ
このサービスでは、ユーザーは自分のディスクドライブを使用するか、Microsoftが提供するAzure Data Box Diskを使ってデータを転送します。Data Box Diskを利用すると、最大40TBのデータを暗号化されたSSDに保存し、Azureデータセンターに送付できます。また、オンプレミス環境からAzureにデータを迅速に移行したり、Azureからデータをエクスポートしてオンプレミスに返送することが可能です。
Azure Import
データが格納されたディスクをAzureデータセンターに送付し、データをBlob StorageやAzure Filesにコピーします。
↑データを格納し送付します。
実際の手順は次の通りです。
-
Blob Storage
✔手順 1:ドライブを準備する
✔手順 2:インポート ジョブの作成
✔手順 3: カスタマー マネージド キーを構成する (省略可能)
✔手順 4:ドライブを送付する
✔手順 5: 追跡情報を使用してジョブを更新する
✔手順 6:Azure へのデータのアップロードを確認する -
Azure Files
✔手順 1:ドライブを準備する
✔手順 2:インポート ジョブの作成
✔手順 3: ドライブを Azure データセンターに送付する
✔手順 4: 追跡情報を使用してジョブを更新する
✔手順 5: Azure へのデータのアップロードを確認する
より詳しく知りたい方は公式ドキュメントをご参照ください。
Azure Export
空のディスクをAzureに送り、Azureデータセンター側でAzure Blob Storageからデータをディスクに書き込み、ユーザーに返送します。
↑データを格納せず送付します。
実際の手順は次の通りです。
- Blob Storage
✔手順 1:エクスポート ジョブの作成
✔手順 2:ドライブを送付する
✔手順 3:追跡情報を使用してジョブを更新する
✔手順 4:ディスクを受け取る
✔手順 5:ディスクのロックを解除する
より詳しく知りたい方は公式ドキュメントをご参照ください。
ポイント
データの入ったディスクを送るのがImport、空のディスクを送るのがExportです
Blob StorageとAzure Filesにデータを読み込むのがImport、Blob Storageからデータを書き込むのがExportです
おわりに
今回の記事ではAzure Import/Exportの基本的な流れを記載いたしました。
学習が進みましたら、より細かい内容も追記していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
間違いなどがございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。