はじめに
- 細谷功さんの「具体⇄抽象」トレーニングを再読した。
- 一度呼んだが、何かまた読み返したくなった。
- 重要だと思った部分をまとめていく。
「具体⇄抽象」とは
- 知の拡大(人類の発展)により、"情報量"を底辺、"抽象度"を高さとした三角形が広がった。
- 情報技術の発展により、あらゆる情報へアクセスしやすくなるため、横の世界は拡大し、縦の世界が小さくなる。
- 縦の世界では「問いを立てる」ことが重要、横の世界では「答える」ことが重要。

縦の世界(抽象度) | 横の世界(情報量) | |
---|---|---|
正解 | なし | あり |
優劣 | 曖昧 | 明確 |
変数 | 可変 | 固定 |
重要視されるもの | 問い | 答え |
強い人 | 素人 | 専門家 |
「具体⇄抽象」の重要性
- 「具体⇄抽象」の重要性の一つは問題解決のフレームワークにある。
- 問題解決の3パターン
- 具体 -> 具体 ... 表面的な問題解決
- 抽象 -> 抽象 ... 机上の問題解決
- 具体 -> 抽象 ... 根本的な問題解決
## 抽象化・具体化とは
抽象化 | 具体化) | |
---|---|---|
自由度 | 上げる | 下げる |
優先度 | 順位付け | すべて同等 |
情報の扱い方 |
都合よく切り取る 捨てる |
細部まで拾う |
アクション | whyを考える | howを考える |
「具体⇄抽象」の注意点
- 具体的に見えている人に抽象的な見方を矯正することは難しい。(逆はあり)
- 例えば、コミュニケーションギャップは指示とアクションの「具体⇄抽象」のギャップによるもの
※ 離れすぎていても、被り過ぎていても問題になり得る。 - 言葉の定義を共通認識させることが重要。
終わりに
- 「例え」と「喩え」の違い
- 喩え -> 直喩隠喩、言い換え、in other words
- 例え -> 具体化、for exapmle
- レッテル貼りのメカニズム
- 他人にレッテルを貼る(抽象化)のに、
- 自分にレッテルを貼られる(具体化)と不快となる。
-> 自分を抽象レベルで見る、他人を具体レベルで見られる様になると強い人間になると思う。(個人の感想)