12
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

CIDRとアドレスクラス

Last updated at Posted at 2018-06-08

CIDR(サイダー)表記とは

ipアドレスの後ろにスラッシュとどのネットワーク化を示す情報の長さ(サブネットマスクの中にある1の個数)を書く記法

198.51.100.xxx/24

CIDRはアドレスクラスの概念を用いないでipアドレスの割当てや経路の選択などを可能にする仕組み

アドレスクラスとは

全てのipアドレスをクラスA~Eに分類する考え方
IPアドレスを2進数表記にした際の最初の部分でクラスAからEに分類する。

IPv4のIPアドレス(10進数)
0.0.0.0 ~ 255.255.255.255

これを2進数に変換すると

IPv4のIPアドレス(2進数)
00000000.00000000.00000000.00000000 ~ 11111111.11111111.11111111.11111111.

このIPアドレスを2進数変換した数値の左端の値により以下に分類する。

クラス アドレス
A 0xxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
B 10xxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
C 110xxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
D 1110xxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
E 11111xxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx


クラスAに該当するIPアドレスは__2進数表記で0から始まるIPアドレス__となる。

クラスAのIPアドレス(2進数)
00000000.00000000.00000000.00000000. ~ 01111111.11111111.11111111.11111111
クラスAのIPアドレス(10進数)
0.0.0.0 ~ 127.255.255.255

なぜアドレスクラスが使われなくなった?

クラスという概念はネットワークアドレスとホストアドレスを8ビット単位で分けるので不必要なアドレスを確保してしまうことがあった。


クラスAの場合、先頭の0がクラスAを表す値となり、そのあと7ビットがネットワークアドレスとなり、残り24ビットがホストアドレスとなる。

クラスBの場合、先頭の10がクラスBを表す値となり、そのあと14ビットがネットワークアドレスとなり、残り16ビットがホストアドレスとなる。

そのため、クラスBでは必要なアドレスが足りない場合、クラスAのアドレスを使用することになるが
クラスBよりも256倍ものアドレスを確保してしまうことになる。

そこでCIDRが考え出されることになった。

198.51.100.xxx/24←この24がどこまでのビットがネットワークアドレスかを指定している。

これにより、ネットワークとホストの個数がアドレスクラスという概念よりより柔軟になった。

12
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?