標準エラー出力を標準出力へリダイレクト（＆合流）

こんにちは。
標準エラー出力のリダイレクト 2>&1 を調べました^{1 2}。

• 『標準エラー出力の割当先を、「規定の標準出力割当て先」へ合流とする』ことになります。

動作例

$ function test_output() { perl -e 'print "1\n"; warn "2\n2\n";'; }; test_output
1
2
2
$ test_output 2>&1 | wc -l
       3
$ test_output 1>/dev/null 2>&1 | wc -l
       0
$ test_output 2>&1 1>/dev/null | wc -l
       2
$ test_output 1>temp.txt 2>&1; cat temp.txt 
2
2
1

文法説明

file descriptor (FD)

• 1：標準出力
• 2：標準エラー出力

出力割当て先

• 画面：デフォルト
• ファイル：書込み
• /dev/null：捨てる

出力リダイレクト（規定の出力割当て先を変更）

• >：上書き型
• >>：追加書き型

出力リダイレクト＆合流割当て

• >&FD
  • >&1：標準出力割当先へ

合流とはならない例

$ test_output 1>temp.txt 2>temp.txt; cat temp.txt
$ test_output 2>temp.txt 1>temp.txt; cat temp.txt
1
2
$

1. 参考：「>/dev/null 2>&1は順序が逆だとダメ」 ↩

2. 参考：「いい加減覚えよう。 command > /dev/null 2>&1の意味」 ↩