背景
ハッカーのカテゴリーとして「ブラックハットハッカー」、「ホワイトハットハッカー」、「グレーハットハッカー」があります。
「ブラックハッカー」など「ハット」が省略される場合もありますが、この「ハット」はなぜ名前につくのか気になったので調べてみました。
ハッカーのカテゴリー
ハッカーのカテゴリーは主に「ブラックハットハッカー」、「ホワイトハットハッカー」、「グレーハットハッカー」の3つに分けられます。
ブラックハットハッカー
「クラッカー」という場合もあります。
ブラックハットハッカーは、自身の知識やスキルを不正行為のために使用します。
動機や目的も多種多様です。有名なものをいくつか紹介します。
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ハクティビスト
- 政治的あるいは社会的な主張・目的のためにハッキングを行う個人や集団を指します
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スーサイドハッカー
- 不正行為などで被る結果(逮捕など)を恐れない人を指します
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国営ハッカー
- 国の支援を受けて行動する集団などを指します
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いたずら・自己顕示
- クラッキングすることで自身のスキルを見せびらかしたり、注目を集めたいだけの人も居ます
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金銭目的
- 近年話題のランサムウェアグループのように、金銭を目的として活動するクラッカーもいます
ブラックハットハッカーの中でも、「既存のクラッキングツールを使用して不正行為を行うクラッカー」は俗称としてスクリプトキディとも呼ばれます。
ホワイトハットハッカー
「Ethical hacker」= 「論理的なハッカー」などとも呼ばれます。
ホワイトハッカーは、「クラッカー」から企業や組織を守るサポートをするために、自身の知識やスキルを活用する人材を指します。
近年サイバーセキュリティインシデントの増加により、ホワイトハッカーの需要が高まっていると言われています。
グレーハットハッカー
ブラックハットハッカーとホワイトハットハッカーの中間のグレーハットハッカーが存在します。
下記サイトから引用すると
ハッキングスキルを善のために使うこともあれば、悪意を持って使うこともあります。 グレイハットハッカーは、セキュリティを改善したいという願望に動機づけられていますが、同時にセキュリティの脆弱性を暴きたいという願望も持っています。
ということらしいです。
ハットの由来
本題に入ります。
なぜ「ブラックハット」、「ホワイトハット」のようにそれぞれ「ハット」がつくのか気になりました。
今まで、「帽子に何の関係があるんだ?」と思っていました。
ハットが付いた由来の一説としては、昔の西部劇では「悪役は黒い帽子」を、「ヒーロー役は白い帽子」をかぶり、悪=黒、白=正義のイメージが定着した。その慣例によるものということらしいです。
参考サイト