概要
WINDOWS Server2019でフォント管理に関する運用に戸惑ったので、備忘録です。
フォントが全PCに反映されない
過去に触ったことのあるWINDOWS OSでは、
コントロールパネル→フォントを開いて追加したいフォントをそこへドラッグすることで
PC内のアカウントすべてに反映されていました。
この運用が変更となっているようで、上と同じ操作をした場合
フォントが追加されるのは、追加を実行したアカウントのみとなってしまい
別のアカウントでログインした場合はフォントは登録されない状態となっていました。
WIN10の最新Ver(1809)からフォントの運用変更あり
調査したところ、WIN10の最新Ver(1809)からフォントの運用に変更があったようです。
WINDOWS Server2019はWINDOWS10ベースの管理となっているため
同様に運用が変更になっていると思われます。
フォント運用の変更点
●管理者権限がないアカウントでもフォントの追加が可能になった。
この変更のおかげで、「コントロールパネル→フォント」にファイルをドラッグして追加した場合は
個人アカウントのみで有効となるローカル利用のフォントとなるようです。
この場合のフォント管理フォルダは「%LocalAppData%\Microsoft\Windows\Fonts」となっていました。
●フォント追加方法の変更
フォントファイルを右クリックすると
・インストール
・すべてのユーザーに対してインストール
という項目が選択できるようになり、すべてのユーザーに対してインストールを実行すると
「%LocalAppData%\Microsoft\Windows\Fonts」
「C:Windiws¥Fonts」
の2か所にフォントが展開されていました。
フォントを正しく管理するためのまとめ
●自分のアカウントだけでフォントを利用したい場合
・コントロールパネル→フォントを開きファイルをドラッグ、もしくはフォントファイルを右クリックして「インストール」
●全ユーザでフォントを利用したい場合
・フォントファイルを右クリックして、すべてのユーザーに対してインストール
上記のような操作を実行することで思い通りのフォント管理を行うことができました。
アカウント毎でフォントを別管理できるのは、メリットだと思うのですが
昔からのやり方しか知らない状態だったため、対応に戸惑ってしまいました。
アカウントが1個しかない場合は問題にはなりませんが、RDS機能を使う場合は注意してください。