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WSL 2内のApacheデプロイ先ディレクトリの確認:
Laravelプロジェクトがデプロイされたディレクトリを確認します。通常、Apacheのドキュメントルートは/var/www/html
などに設定されています。Laravelのpublic
ディレクトリが公開されていることを確認してください。 -
SFTPサーバーのインストール:
WSL 2上のUbuntuにSFTPサーバーをインストールします。OpenSSHサーバーが一般的に使用されます。次のコマンドでインストールできます。sudo apt-get update sudo apt-get install openssh-server
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SFTPサーバーの設定:
SSHの設定ファイル (/etc/ssh/sshd_config
) を編集し、SFTPを有効にします。sudo nano /etc/ssh/sshd_config
# /etc/ssh/sshd_config # Port 22 # デフォルトのポート番号(変更することができます) PermitRootLogin no # ルートユーザーでの直接ログインを禁止 # SFTPの設定 Subsystem sftp /usr/lib/openssh/sftp-server # ユーザーホームディレクトリ内の.sshディレクトリにある認証鍵を使用 AuthorizedKeysFile %h/.ssh/authorized_keys # パスワード認証を有効にする場合 PasswordAuthentication yes # パスワード認証を無効にする場合(公開鍵認証を使用する場合) # PasswordAuthentication no # ユーザーのセッションがアクティブな場合のタイムアウト設定(秒) ClientAliveInterval 60 ClientAliveCountMax 3 # ログの設定 LogLevel VERBOSE SyslogFacility AUTH
この設定ファイルでは、以下のポイントに注意しています:
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PermitRootLogin no
: ルートユーザーでの直接ログインを禁止しています。セキュリティ上の理由から、通常はルートユーザーでの直接ログインを無効にしておくことが推奨されます。 -
Subsystem sftp /usr/lib/openssh/sftp-server
: SFTPの有効化およびSFTPサーバーのパスを設定しています。 -
AuthorizedKeysFile %h/.ssh/authorized_keys
: SSH公開鍵認証を使用する場合の設定です。ユーザーのホームディレクトリ内の.ssh/authorized_keys
ファイルに公開鍵を配置することで、公開鍵認証が有効になります。 -
PasswordAuthentication
: パスワード認証を有効または無効にします。公開鍵認証を使用する場合は、通常は無効にしておくことが推奨されます。
ファイルを保存したら、SSHサービスを再起動します。
sudo service ssh restart
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WSL 2のIPアドレスの取得:
WSL 2のIPアドレスを取得します。ip addr show eth0 | grep inet | awk '{ print $2; }' | sed 's/\/.*$//'
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WindowsホストからSFTPアクセス:
Windowsホストから、取得したWSL 2のIPアドレスを使用してSFTPアクセスします。Windows上でSFTPクライアントを使用するか、PuTTYなどのツールを利用できます。SFTP Host: WSL2_IP_ADDRESS Username: your_username Password: your_password (または秘密鍵を使用)
Laravelプロジェクトがデプロイされたディレクトリにアクセスして、必要な操作を行います。
注意: パスワード認証の代わりに公開鍵認証を使用することをお勧めします。Windowsホスト側でSSH鍵を生成し、公開鍵をWSL 2の~/.ssh/authorized_keys
に追加します。その後、SFTPクライアントで秘密鍵を指定してアクセスします。これにより、よりセキュアな通信が可能になります。