1. WSL 2のセットアップとApacheのインストール
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WSL 2の有効化:
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PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
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パソコンを再起動します。
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WSL 2をデフォルトのバージョンに設定します。
wsl --set-default-version 2
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Ubuntuのインストール:
- Microsoft StoreからUbuntuをインストールします。
- インストール後、初回の起動とユーザーアカウントの作成を行います。
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Apacheのインストール:
sudo apt update sudo apt install apache2
2. Laravelプロジェクトのセットアップ
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必要なツールのインストール:
sudo apt update sudo apt install php composer nodejs npm
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Laravelプロジェクトのクローン:
git clone git://github.com/your-username/your-laravel-repo.git project-name
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Laravelプロジェクトの設定:
- LaravelアプリケーションをWebサーバーにデプロイします。一般的な手順は、Laravelアプリケーションのソースコードをサーバーにコピーすることです。また、Composerを使用して依存関係をインストールすることも重要です。以下は一般的な手順です。
# Laravelアプリケーションのディレクトリに移動 cd /path/to/your/laravel/app # Composerを使用して依存関係をインストール composer install # 必要に応じて環境設定をコピー cp .env.example .env # アプリケーションキーを生成 php artisan key:generate
3. MySQLの設定と起動
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MySQLのインストール:
sudo apt-get install mysql-server
- インストール中にMySQLのルートユーザのパスワードを設定します。
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MySQLサービスの起動:
sudo service mysql start
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MySQLの設定:
sudo mysql_secure_installation
- インタラクティブなセキュリティスクリプトが実行され、セキュリティ設定が行われます。設定内容に従って進めてください。
4. Laravelプロジェクトのデータベース設定
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Laravelプロジェクトの
.env
ファイルの編集:-
DB_HOST
、DB_PORT
、DB_DATABASE
、DB_USERNAME
、DB_PASSWORD
をMySQLに合わせて設定します。
DB_CONNECTION=mysql DB_HOST=127.0.0.1 DB_PORT=3306 DB_DATABASE=your_database_name DB_USERNAME=your_database_username DB_PASSWORD=your_database_password
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your_database_name
、your_database_username
、your_database_password
を適切な値に置き換えてください。
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Laravelプロジェクトのマイグレーション:
php artisan migrate
5. Apacheの設定と起動
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Apacheの設定:
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Apacheのデフォルト設定ファイルを編集します。
sudo nano /etc/apache2/sites-available/000-default.conf
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DocumentRoot
をLaravelプロジェクトのパスに変更します。DocumentRoot /mnt/c/path/to/your/laravel/project-name/public
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AllowOverride
の設定を変更して、.htaccess
ファイルが有効になるようにします。<VirtualHost *:80> ServerAdmin webmaster@example.com DocumentRoot /mnt/c/path/to/your/laravel/project-name/public ServerName yourdomain.com <Directory /mnt/c/path/to/your/laravel/project-name/public> Options Indexes FollowSymLinks AllowOverride All Require all granted </Directory> ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined </VirtualHost>
- DocumentRootはpublicディレクトリを指すように設定されています。これはセキュリティ上の理由からLaravelの公式推奨事項です。
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Apacheを再起動します。
sudo service apache2 restart
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6. Windows 10からアクセス
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WSL 2のIPアドレスの取得:
ip addr show eth0
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Windows 10のホストファイルの編集:
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C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
を管理者権限で開き、以下を追加します。WSL2_IP_ADDRESS project-name.local
ここで、
WSL2_IP_ADDRESS
は先程確認したWSL 2のIPアドレス、project-name.local
はアクセスしたいドメイン名に置き換えてください。
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ブラウザからアクセス:
- ブラウザで
http://project-name.local
にアクセスして、Laravelプロジェクトが正常に表示されることを確認します。
- ブラウザで
これで、LaravelプロジェクトをGitからクローンし、MySQLを使用する手順が完了しました。必要に応じてMySQLのユーザーやデータベースの設定を適切に調整してください。