C# ログ出力 その2 Serilog

Serilogを使用してデバッグ、コンソール、およびファイルへのログ出力を実現するには、以下のような手順を踏みます。

1. Serilogのインストール:

   • プロジェクトにSerilogおよび出力先に関するパッケージを追加します。例えば、NuGet パッケージ マネージャーから以下のコマンドを実行します。

     Install-Package Serilog
     Install-Package Serilog.Sinks.Console
     Install-Package Serilog.Sinks.Debug
     Install-Package Serilog.Sinks.File
     

2. Serilogの設定:

   • アプリケーションの開始時にSerilogを設定します。通常、Mainメソッドやアプリケーションの初期化時に設定を行います。

   using Serilog;
   
   class Program
   {
       static void Main()
       {
           Log.Logger = new LoggerConfiguration()
               .WriteTo.Console()
               .WriteTo.Debug()
               .WriteTo.File("log.txt", rollingInterval: RollingInterval.Day)
               .CreateLogger();
   
           // ここからアプリケーションの起動処理を開始する
       }
   }
   

3. ログの使用:

   • アプリケーションのどこかで Log クラスを使用してログを出力します。

   Log.Information("This is an information message.");
   Log.Debug("This is a debug message.");
   Log.Error("An error occurred: {ErrorMessage}", exception.Message);
   

   上記の例では、Consoleにログを表示し、Debug出力にもログを出力し、毎日新しいファイルにログを書き込むように設定されています。

4. 注意:

   • Serilogは非常に柔軟であり、様々な設定が可能です。ログのフォーマットや出力先、レベルなどをプロジェクトの要件に合わせて調整することができます。 Serilogの公式ドキュメントを参照することをお勧めします。

これにより、Serilogを使用してアプリケーションがデバッグ、コンソール、およびファイルにログを出力できるようになります。