Linuxのコマンドを打った経験がない方向けです。
これを覚えないとはじまらないやつです。
目標
- ディレクトリの確認ができる。
- ファイルのコピー、移動ができる。
Linuxコマンドの記載について
記載のコマンドがLinuxのコマンドであると明示するために慣例として接頭に$や#をつけることがあります。
コピペする場合は$や#を除外します。
記載例
$ ls -al
# ls -al
ディレクトリの確認
pwd
何か操作をするとき、現在いるディレクトリのpathの確認が重要です。
Linuxコマンド操作の起点となる操作です。
$ pwd
/home/allsmart
ls
現在のディレクトリにあるファイル、ディレクトリを表示します。
リスト表示、隠しファイルの表示を有効にする -al オプションつきでよく利用します。
# オプションの例
# -a : 隠しファイルも表示
# -l : 詳細を一覧で表示
# -al : 隠しファイルを詳細一覧で表示
$ ls -al
drwxr-xr-x 7 allsmart allsmart 224 6 1 2020 .ssh
drwxr-xr-x 4 allsmart allsmart 128 6 1 2020 .vscode
-rw-r--r-- 1 allsmart allsmart 113 3 19 2021 .zprofile
-rw------- 1 allsmart allsmart 1575 12 31 12:00 .zsh_history
drwx------ 12 allsmart allsmart 384 1 2 18:33 .zsh_sessions
drwxr-xr-x 4 allsmart allsmart 128 3 19 2021 allsmart
ディレクトリ操作
cd
現在いるディレクトリの移動に使用します。
「change directory」 に由来します。
# cd [移動したいディレクトリのpath]
$ cd /data/logs
# ひとつ上の階層に移動したい時
$ cd ../
# ログインユーザのホームディレクトリに移動したい時
# ~(チルダ)はログインユーザのホームディレクトリのpathに読み替えられえる
$ cd ~
ファイル操作
mv
ファイルを移動する時に使用します。
# mv [移動元のファイルpath] [移動先のファイルpath]
# 「/data/logs」 ディレクトリ下の 「app.log」 ファイルを、
# ログインユーザのホームディレクトリ下に 「app.log」 ファイルとして移動する。
$ mv /data/logs/app.log ~/app.log
cp
ファイルをコピーする時に使用します。
# cp [コピー元のファイルpath] [コピー先のファイルpath]
# オプション
# -r : コピー元にディレクトリのpathが指定された場合、以下のディレクトリ、ファイルを再帰的にコピーする。
# 「/data/logs」 ディレクトリ下の 「app.log」 ファイルを、
# ログインユーザのホームディレクトリ下に 「app.log」 ファイルとしてコピーする。
$ cp /data/logs/app.log ~/app.log
# 「/data/logs」 ディレクトリ以下の ファイル、フォルダを、
# ログインユーザのホームディレクトリ下に 「logs」ディレクトリとしてコピーする。
$ cp -r /data/logs ~/logs