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2024 Japan AWS Jr Champions受賞までの道のりと今後の活動

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はじめに

この度2024 Japan AWS Jr. Championsを受賞しました、キンドリルジャパン株式会社の伊藤雄哉と申します。本記事ではJr Championsの概要や応募のきっかけ、受賞に向けた活動内容などについて記載していきます。「Japan AWS Jr Championsって何?」と思っている方、「Japan AWS Jr Championを目指したい!」という方など、Jr Championsに興味がある方は是非最後までご覧いただければと思います。

(参考)AWS Japan APN blog: 2024 Japan AWS Jr. Champions の発表

自己紹介

本記事を掲載するにあたり、まず私の自己紹介を記載します。今後もAWS関連の情報や2024 Japan AWS Jr. Championsの情報発信を継続していこうと思っていますので、こんな人がJr Championsになって活動してるんだなぁ、と是非覚えていっていただければと思います。

名前 伊藤雄哉
社名 キンドリルジャパン株式会社 (キンドリルジャパン公式ホームページ)
所属 プラクティス事業本部 クラウドテクノロジーサービス事業部 クラウドソリューションデザイン
ロール Customer Technical Solutioner (プリセールス/提案アーキテクト)
経歴 米大学 経済学部卒、2021年4月 日本IBM新卒入社 → 分社化のタイミングでキンドリルジャパンへ
認定関連 クラウド関連資格 x7、TOEIC 990点満点 (2024/5時点)

前述の表に記載の通り、2021年4月に新卒入社をして現在入社4年目となります。業務としてはクラウドソリューションデザインという部門でプリセールス提案アーキテクトとして、業界問わずクラウドを活用されている or これから活用したいというお客様に対して効率的なクラウド利用のご提案を行っています。ハイブリッドクラウドやマルチクラウド設計を含む、適材適所でのクラウド利用を行っていただくために日々精進しています。

と、長くなってしまう前に私の自己紹介は切り上げて、本題に入っていきたいと思います。

AWS Jr Championsとは

まずそもそも 「Japan AWS Jr Champions」 ってなんぞや? というところから説明していきたいと思います。

AWS Jr Championsの概要は、APNブログの募集要項に以下として記載されています。

AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1~3 年目で突出した AWS 活動実績がある若手エンジニアを「Japan AWS Jr. Champions」として表彰します。これは、AWS を積極的に学び、自らアクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニアを選出しコミュニティを形成する、日本独自の表彰プログラムです。

(参考)AWS Japan APNブログ 2024 Japan AWS Jr. Champions クライテリアと申し込みサイトのお知らせ
※本記事は上記リンク先を参考情報として使用していきます。

AWS Japan独自のプログラムで2023年に発足したばかりのため、まだまだ知名度を上げる余地がある表彰プログラムとなっているようです。また原則として任期は1年のみとなっているため、昨年表彰された2023 Japan AWS Jr. Championsの方々は卒業され、新たに2024 Japan AWS Jr. Championsのメンバーが今年度のJr Championsとして活動していく形になります。

次に、どういう人がJr Championsを目指すの? という点についてご紹介したいと思います。
Jr Championsへの期待としては公式募集要項に以下の記載があります。

2024 Japan AWS Jr. Champions の皆様には、今後さらに AWS のスキルアップをし、外部への発信を行う人材になることを期待しています。背景や期待を踏まえ、本施策では次のような方を対象にしています。
・自らの学びや経験をアウトプットし、積極的にコミュニティへ貢献できる方
・AWSに関する知識や経験を積極的に発信し、若手のロールモデルとなれる方
・技術力を高め、次のステップとして Japan AWS Top Engineers への選出を目指す方
・将来的に AWS Ambassadors へのステップアップが期待される方

プログラムの意図としては、若手エンジニアが入社直後から積極的にクラウドについて技術を学び、継続的にアウトプットをしていくきっかけを作るといった位置づけもあると考えられます。そしてその後はTop EngineersやAmbassadorを目指すべく活動を継続していく事も重要となっていますので、AWS関連でご自身のキャリアを進めていきたいという方にはうってつけの表彰プログラムとなっています。

応募について

Japan AWS Jr Championsへの応募は、公式APNブログの募集要項が発表されてから行うことができます。基本的にJr Champions申請関連の日程は例年以下のスケジュールとなっています(2023, 2024実績)。

公募開始から申請提出までの流れはざっくりこのような形ですが、もちろんその期間内だけで申請内容を考えて提出するだけではなかなかJr Championsには認定されにくいと思います。公募開始(通常1月~2月)よりも前の段階から、申請内容(後述)に記載する内容を準備しておく必要があります。

申請時に提出が必要な項目は主に以下となります(2024 Japan AWS Jr Championsの場合)。

  • 活動対象期間
    • 2023年4月1日〜2024年3月31日が対象
  • 所属AWSパートナーの条件
    • AWSサービスパスでアドバンスドティア以上、もしくはソフトウェアパスでValidated以上が対象
  • 人数
    • パートナー企業につき最大2名まで
  • 社会人歴
    • 社会人として働き始めてから3年以内
  • 認定資格の条件
    • Cloud Practitioner+2つの認定資格(最低でもCloud Practitionerを含む合計3つ)取得
    • 認定資格が申し込み時点で有効であり、その年のJr Champions申請期限まで有効であること
    • デジタルバッジ(Credly)のエビデンス提出
  • AWSに関する活動
    • AWSに関する活動としてAWSを学び始めたきっかけContributionカテゴリそれぞれ500文字以内で記載
      • Challenge:AWSに関して実践してきた技術的な挑戦や新しいことへのチャレンジ
      • Influence:コミュニティのリードや外部発信など周囲に与えた影響
      • Output:勉強会や発表、外部イベント登壇、社内トレーニング整備など、アウトプットを通じて行った周囲への貢献
  • Japan AWS Jr Champions Meetupへのコミット
    • 受賞者のみ参加可能となる限定コミュニティ活動にコミットできること
  • Sponsor情報
    • 活動をサポートしてくれる立場の方(Sponsor)の情報(氏名、連絡先、肩書など)
  • AWS PSAの推薦状
    • パートナー担当ソリューションアーキテクト(PSA)による推薦理由の提出

活動対象期間やパートナーティア、社会人歴などは条件に合致していれば良いですが、それ以外の下記項目についてはいくつか注意すべきポイントがあると思います。

クライテリア 注意すべきポイント
人数 各会社から最高2名までの認定となるため、応募する2名を予め社内で調整しておくか、誰かは落ちる覚悟で2名以上応募するかになる
認定資格の条件 Cloud Practitioner + 2資格必要なので、公募されてから資格を取り始めたのでは遅くなってしまう
AWSに関する活動 Challenge, Influence, Outputの各項目についてトピックに合った内容を記載できるよう活動をしておく必要がある。公募前からアクションを起こしておかないと時間が足りない
Japan AWS Jr Champions Meetupへのコミット Jr Championsに認定されたらそれで終わりではないため、その後の活動へ時間を割ける事も重要な条件
Sponsor情報 社内で特に上記Jr Champions meetupへのコミット等をサポートしてくれるSponsorが必要
AWS PSAの推薦状 パートナーSAの方と密に連携を取り、推薦状を書いていただけるように調整する必要がある

上記の注意すべきポイントはあくまで個人の見解です。応募者によって多少考えは違うということをご認識いただければと思います。

2024 Japan AWS Jr. Championsとしての活動

さて、今年度のJapan AWS Jr Championsに選出されたメンバーは今年どういった活動をしていくのでしょうか?これからAWS様側で企画されることや自主的に企画していく内容もあり不確定要素は多く残っていますが、基本的には以下の方針で進める形になる認識です。

  1. AWS様主催Japan AWS Jr Champions限定イベントへの参加(基本月次開催)
  2. AWS様主催AWS Ambassadors/Top Engineers/All Certs./Jr Champions限定イベントへの参加
  3. Jr Champions主催勉強会の参加と運営サポート(ファシリテート持ち回りなど)
  4. Jr Champions主体となって行う外部発信イベント・企画(イベント登壇、ブログ記事掲載、etc.)
  5. Jr Champions主体となって行う社内FeedBackイベント・企画

やはりJapan AWS Jr. Championsに選ばれるのがゴールではなく、Jr Championsの名前を背負って1年間AWSに関する活動を積極的かつ継続して進めていく事が必要だと思います。肩書を持っている自覚を持った行動をすることで自身のスキルアップやキャリア形成に加え、社内外へのInfluenceが行えるようになります。その結果が今後AWS Top EngineerやAWS Ambassadorとして成長していく第一歩となると信じているので、私個人としても今後1年間自覚をもって活動していきたいと思います。

まとめ

本記事では、そもそも2024 Japan AWS Jr. Championsって何?という基本的なところから応募方法、今後の活動方針までの全体像をご紹介しました。前述の通り2024 Japan AWS Jr. Championsを受賞することがゴールではありませんので、その名を拝命したことに恥じぬよう、これからも外部発信を継続していきたいと思います。

またこちらのQiitaにてブログを継続的に記載していきますので、是非読んでいただければと思います。
長い記事になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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