AWSのRelational Database Service(RDS)を利用する際、データベースのサポートポリシーを理解することは非常に重要です。
特に、コミュニティサポート終了期間とRDS標準サポート終了期間の違いを把握することは、セキュリティと運用の効率に直結します。
コミュニティサポート終了期間(Community Support End of Life, EOL)
コミュニティサポート終了期間は、オープンソースのデータベースプロジェクト(例:MySQL、PostgreSQL)のコミュニティがそのバージョンのサポートを終了する時期を指します。
この時期が過ぎると、新機能の追加やセキュリティパッチの提供が行われなくなります。
AWS RDSはこれらのバージョンを利用しているが、直接的にはAWSの管理下にはありません。
RDS標準サポート終了期間(RDS Standard Support End of Life, EOL)
RDS標準サポート終了期間は、AWSが特定のRDSデータベースエンジンバージョンに対して提供するサポートの期間です。この期間内、AWSはセキュリティパッチの提供、トラブルシューティング、パフォーマンス最適化などのサポートを行います。標準サポート期間が終了すると、そのバージョンに対するAWSのサポートも終了します。
どちらが重要か?
AWS RDSを使用する上で最も重要なのは「RDS標準サポート終了期間」です。この期間内には、AWSからの継続的なサポートとセキュリティ保証があります。サポート終了が近づくと、AWSはバージョンアップグレードを推奨し、適切なアップグレード計画を立てることが重要です。一方、コミュニティサポート終了期間も無視できませんが、RDSの運用においてはAWSの標準サポートがより優先されます。