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デジタルキューブグループAdvent Calendar 2024

Day 18

一人で突き進むか、チームで協力するか?クラウドエンジニアの働き方の選択

Last updated at Posted at 2024-12-17

この記事は デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2024 の12月18日分の記事として執筆しています!

はじめに

何か作業をしていて「一人でやったほうが早い」と感じることもあれば、「みんなでやったほうが効率的だ」と思うこともありますよね。特にIT業界で働いていると、そのどちらも体験したことがあると思います。

一人で進める場合とチームで進める場合、それぞれ良さと課題がありますが、皆さんはどちらを選びますか?
この記事では、これらを掘り下げ、最適な使い分けについて考えてみます。

IT業界は、他の業界と比べて一人で完結する作業が多いだけでなく、フルリモートやフルフレックスなどを取り入れた柔軟な働き方が可能な企業が多く、一人で集中して作業しやすい環境が整っています。

その一方で、米Amazon.comのようにメンバー間での活発なコミュニケーションや創造性を求める企業はリモートワークではなく出社を求めるなど、IT業界と一口に言っても働き方にはさまざまな選択肢があります。

こうした業界だからこそ、個人の性格や企業、プロジェクトの性質に合わせて「一人での作業」と「チームでの作業」のうまい切り替えが重要です。

一人で進める場合の良さと課題

DALL·E 2024-11-29 17.38.30 - A wide artistic depiction of a single person working intensely on a computer in a quiet, modern office setting. The person appears focused and efficie(中).jpeg

良さ:集中力とスピード

当たり前な話ではありますが、一人で仕事を進める良さは、目の前のことに深く集中ができ、複雑な技術的課題を解決する際に有利です。

無用な会議やコミュニケーションに時間を割く必要がないため、自分のペースで効率良く作業を進められます。加えて迅速な意思決定が可能で、細かなディテールに気を配ることも容易です。

私個人の話になりますが、前職でインフラエンジニアとしてAWS環境のセットアップやCloudFormationを使ったインフラの自動化スクリプトを作成する際、一人で集中して作業を進めることで、短期間で高品質なアウトプットを生み出すことができました。

リソースが足りない場合には、他のチームのエンジニアに協力を依頼する場面もありましたが、集中が必要なタスクについては一人で作業する方が効率的で良かったです。

課題:視野の狭さと限界

ただ、一人で作業を進めているとどうしても視野が限られてしまい、問題解決のアプローチやそのためのアイデアが狭くなりがちという大きな課題があります。

例えば、チームや会社で新しい技術を導入するときなど、影響範囲が広い課題に取り組むとき、一人の視野では見落としやすいリスクや機会が存在します。

また、問題の内容が複雑であるほど、解決に必要なリソースやスキルが一人では対応しきれません。クラウドインフラの場合、その規模が大きくなり、複雑化するにつれ、一人での対応には限界があり、特にAWSのようなサービスが多岐にわたる環境ではチームメンバーの協力が欠かせなくなります。

チームで進める場合の良さと課題

DALL·E 2024-11-29 17.35.53 - A collaborative team of professionals working together on a project in a modern office environment. The scene includes diverse team members, such as b(中).jpeg

良さ:多様な視点とスキルの融合

チームで仕事を進める最大の良さは、多様な視点とスキルを活かせる点です。

あるメンバーが作業に詰まったとき、別のメンバーが異なるアプローチで問題を解決できる場面は多いです。例えば、AWSのインフラで何らかの問題が発生した場合、バックエンドやフロントエンドのエンジニアが新たな解決策を見つけ出せるときもあります。

多様なスキルセットを持ったメンバー同士が協力することで、個人の限界を超えた成果を上げられるのがチームの強みです。

チーム内でのフィードバックを通じて、一人では気づけなかった改善の余地があるポイントを修正し、プロジェクト全体の品質を向上させられます。

私自身、インフラエンジニアとして他の専門職のメンバーと協力し、各自の得意分野を活かすことで、プロジェクトの完成度を大きく引き上げられた経験は少なくありません。

課題:コミュニケーションと調整の手間

ただ、チームでの作業にはコミュニケーションのコストがつきものです。

頻繁な会議やそのための調整に多くの時間がかかり、時には非効率に感じることもあるでしょう。特にリモートワークでは、物理的な距離が原因で情報共有が遅れたり、期待や認識のズレが生じたりして、プロジェクト全体に影響を与えることもあります。

こうした課題を解消するためには、ドキュメント化やタスクの可視化が有効です。

また、チーム内での意見の対立やスケジュール調整のむずかしさも課題としてよく見られます。これを解決するには、リーダーシップが不可欠であり、メンバー全員で目的を共有し、自らの役割を明確に理解するのが重要だと感じてます。

一方で、リモートワークにおいてチームの一体感を保つために、定期的なオンラインミーティングや雑談の場を設けるなど、人とのつながりを意識的に促進するのも重要です。

個人の作業時間を最大化させるためにコミュニケーションの時間は極力減らしたいが、チームの一体感を保つためのコミュニケーションも欠かせないジレンマがあり、この二つのバランスをどう取るか、日々難しいと感じています...。

どちらがベストか?状況に応じた判断

過去の経験をもとに言語化してみましたが、「一人での作業」と「チームでの作業」のどちらにも良さと課題があります。

どちらが「ベスト」かは一概には言えませんが、以下の観点で判断するのが重要と考えています。

  • 問題の性質:新しいAWSサービスの導入や複雑なトラブルシューティングなど、創造性や多様な視点が求められる場合は、チームの力が発揮されます。
    また、未知の領域に挑戦する場合には、チーム内で知識を補完し合うことで解決策を見出しやすくなります。

  • 時間的な制約:短期間で成果を出す必要がある場合は、一人で集中して進めた方が良いケースもありますが、例えば複数のAWSリソースを同時に管理する必要がある場合には、チームで分担して作業する方が効率的な場合もあります。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉があるように、状況や目標に応じて柔軟にアプローチを切り替えるのが重要です。

例えば、組織や案件が変わった際に方針を見直したり、小さい変化ではタスクごとに一人作業かチーム作業かを使い分けることで、効率的に目標を達成できる可能性が上がると思っています。

まとめ

私は会社に所属しているため、せっかくならば強いチームを作り、楽しみたいと思っています。チームを強固にするのは、単に成果物の品質向上だけでなく、メンバー同士の成長を促す大きな機会でもあります。

私の経験上、互いに助け合い、学び合うことで、一人では得られない新しいスキルや視点を身につけられます。このような環境に身を置くことで、個人の成長とともにチーム全体の能力が向上し、結果的にプロジェクトの成功に繋がると思っています。

一方で、「一人での作業」が持つ独自の価値も忘れてはいけません。一人で集中することで生まれるスピード感や、細部へのこだわりを持てる環境は、クラウドエンジニアとしてAWSを深く理解し、成長を大きく促進します。この二つのアプローチをうまく使い分けられれば、どんな状況でも柔軟に対応できる力が身に着くと考えてます。

「一人での作業」と「チームでの作業」、それぞれの良さを理解し、状況に応じて柔軟に選択するのが大切です。

自分のスキルを活かしつつ、他のメンバーと協力する柔軟性が、キャリアの成功につながると考えています。どちらのアプローチでも成果を上げられるよう、日々の経験から学び、最適な働き方を見つけていきましょう。


この記事があなたの考えを深める助けになれば幸いです。これからもお互いに成長していけるよう、頑張っていきましょう!

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