2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Linuxのファイルの圧縮について

Last updated at Posted at 2024-09-17

Linuxでよく使用する圧縮の形式について

gzip

Linuxでよく利用される圧縮の形式。gzipで圧縮されたファイルは拡張子が.gzとなる。

bzip2

gzipよりも圧縮効率は高いが、処理に時間がかかる。圧縮されたファイルは.bz2となる。

xz

bzip2よりもさらに圧縮効率が高い形式。そのぶんbzip2よりさらに処理時間がかかる。

※windowsの場合

ちなみにwindowsではzipで圧縮することがほとんどです。(容量が大きい場合は7-ZipやWinRARといった形式で圧縮することもあるようです。

アーカイブ

ディレクトリ単位で圧縮を行う場合は、まずアーカイブを作る必要があります。アーカイブは、ファイルやディレクトリを1つのファイルにまとめるための技術のことです。アーカイブを作るには「tar」(tape archive)コマンドを使用します。

圧縮に使用するコマンド

gzip

・書式
gzip [オプション][ファイル名]

オプション 説明
-c 圧縮したデータを標準出力に書き出します。ファイル自体は変更されません。
-d 解凍を行います(gunzip と同じ効果)。
-f ファイルが存在する場合でも強制的に上書きします。
-k 圧縮後も元のファイルを保持します。デフォルトでは圧縮後に元のファイルは削除されます。
-r ディレクトリ内のすべてのファイルを再帰的に圧縮します。

gunzip

・書式
gunzip [ファイル名]

gzipで圧縮されたファイル(.gz)を解凍する際に使用します。※gzip -dコマンドでも解凍できます。

bzip2

オプション 説明
-d 解凍を行います(bunzip2 と同じ効果)。
-z 圧縮を行います(デフォルト動作)。
-k 圧縮後も元のファイルを保持します。デフォルトでは圧縮後に元のファイルは削除されます。
-f 上書きの確認なしに強制的に既存ファイルを上書きします。
-t 圧縮ファイルが正常かどうかをテストします。
-v 圧縮/解凍中の詳細情報を表示します。
-c 標準出力に結果を出力します。ファイルには書き込みません。

bunzip2

・bunzip2 [ファイル名]

bzip2で圧縮されたファイル(.bz2)を解凍する際に使用します。※bzip -dコマンドでも解凍できます。

xz

オプション 説明
-z 圧縮を行います(デフォルト動作)。
-d 解凍を行います(unxz と同じ効果)。
-k 圧縮後も元のファイルを保持します。デフォルトでは圧縮後に元のファイルは削除されます。
-f 上書き確認なしに強制的に既存ファイルを上書きします。
-t 圧縮ファイルが正常かどうかをテストします。
-v 圧縮/解凍中の詳細情報を表示します。
-c 標準出力に結果を出力します。ファイルには書き込みません。
-l 圧縮ファイル内のファイル一覧を表示します。

unxz

・書式
unxz [ファイル名]

xzで圧縮されたファイル(.xz)を解凍する際に使用します。※xz -dコマンドでも解凍できます。

アーカイブの作成

tar

・書式
tar [オプション] ファイル名、ディレクトリ名

オプション 説明
c 新しいアーカイブを作成する("create")
x アーカイブを展開する("extract")
v 詳細出力モード("verbose")
f アーカイブファイルを指定する("file")
z gzip 圧縮を利用する("gzip")
j bzip2 圧縮を利用する("bzip2")
t アーカイブの内容を一覧表示する("list")
r 既存のアーカイブにファイルを追加する("append")
u 既存のアーカイブを更新する("update")
W アーカイブファイルの一貫性を検証する("verify")
2
1
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?