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Tableau CRM (Einstein Analytics)のCSVエクスポート機能を試してみた

Last updated at Posted at 2021-02-10

Einstein Analytics が Tableau CRM に!

SalesforceのBI/AIツールであるEinstein AnalyticsがTableau CRMにリブランディングされました。
これからはTableauとTableau CRMの間でいろいろな機能統合が期待出来ますね!
特にEinstein Analyticsが持っているAI機能や高速なデータベースをTableauから利用できるようになってくると楽しみですね!

Tableau CRMのデータエクスポート機能

Salesforceは年に3回新機能をリリースしていますが、Spring21(2021年2月)のリリースでTableau CRMのエクスポート機能が強化されています。

今までデータをエクスポートするためにはクエリの「共有」機能からしか出来なかったので、システム化しづらかったのですが、今回からCSVファイルなどでもエクスポートできるようになっているので、今回はCSVファイルでのエクスポートを試してみました。

※現時点で試しているのは検証環境ですので、GUIや動作などリリース時と比較すると変更される可能性があります。

CSVエクスポート

レシピに「出力」オペレータがあり、こちらで加工したデータをデータセットなどにすることが出来ます。
image.png

この出力先として「データセット」以外にも登録済みの「出力接続」(SnowflakeやTableau Onlineもこちら)や「CSV」が選択出来ます。
image.png

このようにシンプルなレシピを使ってCSVファイルへEinstein Discoveryの予測結果を出力してみます。
ちなみに出力オペレータは非常にシンプルで設定項目としてはユーザーやCSVパーティーション設定(出力ファイルのサイズをどれくらいで区切るか?)くらいしか無いです。
image.png

出力ファイルは何処にある?

レシピで作成されたファイルですが、データはsObjectにエクスポートされ、48時間保存されます。
その前にデータを取得する必要があります。
データセットが32MBを超える場合、データセットはいくつかのパートに分割されるため、すべてのデータを取得するにはすべてのパートを取得する必要があります。

オブジェクト構成

構成というほどでも無いですが、エクスポートされたデータはDatasetExportオブジェクトから検索出来ます。
また、データの構成ファイル情報はDatasetExportPartオブジェクトにあります。
image.png

ですので、エクスポート情報をDatasetExportから検索し、そのIDを元にDatasetExportPartを取得する流れになります。

APIで使用するIDを調べる

APIを使用するのでWorkbenchを使って行きましょう。
まずはDatasetExportのIDを知りたいです。

DatasetExport

SOQL Queryを使って
SELECT CreatedDate,Id,PublisherInfo,Status FROM DatasetExport ORDER BY CreatedDate DESC NULLS FIRST

の用に実行するとDatasetExport.IDを取得できます。
image.png

DatasetExportPart

この取得したId "0PxB0000000L0YkKAK"に対応するファイルをDatasetExportPartから検索します。
SELECT Id,CreatedDate,DataFile,PartNumber FROM DatasetExportPart WHERE DatasetExportId = '0PxB0000000L0YkKAK' ORDER BY CreatedDate DESC NULLS FIRST
image.png

この得られたID(0PyB0000000L0prKAC)をAPIで指定して実行出来ます。

APIの実行

Workbenchの「Utility」→「Rest Explorer」からAPIを実行出来ます。
image.png

GETでAPIバージョンのあとに
/sobjects/DatasetExportPart/[DatasetExportPartID]/DataFile
をつけて実行します。

実行結果

image.png

※Exportに対してファイルが複数存在する場合は同様の処理を繰り返してください。

データフローでの実行方法

ちなみに今回レシピでCSVエクスポートが追加になりましたが、この機能自体はデータフローで以前から利用可能でした。
image.png
Exportオペレータを使うことにより可能だったのですが、なぜか対象が「Einstein Discovery」になっていたので分かりづらいですね。
image.png

使い方はほぼ同じですが、データフローからの出力だとヘッダーがAPI名になるという仕様になっているようです。。。
image.png

この辺は用途によって使い分けて行きたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?ちょっとAPIが絡むので直感的ではないかもしれないですが、Discoveryの予測結果を付与するなど、Tableau CRMのデータをシステム的にエクスポートすることができるというのは大きなベネフィットがあると思います。今後はTableauを含め、より外部連携の進化に期待します!

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