この記事はdesignship2023に参加した際のレポートです。
デザインカンファレンスに初めて参加したので、エンジニア目線で学んだことやコミュニティ運営者としての気づきなどをメモとして残しておきます。
Designship2023とは
産業革命によって誕生した「デザイン」は、
現代にいたるまでその意味と対象を広げ続けてきました。いまやデザイナーがすべてのデザインを司るのは実質不可能。我々は数多ある星の中から星座を見出すがごとく、
氾濫したデザインに意味づけをおこなう必要があります。Designshipはデザインが広がりすぎたそんな時代の中で、
デザイナーひとりひとりの物語に沿って、
デザイン同士を接続する機会を提供します。最前線のデザインを学び、第一線のデザイナーと語り合う、年に一度のデザインの祭典をお楽しみください。
エンジニアカンファレンスとの違い
エンジニア系のカンファレンスは良く行ったり見たりするのですが、デザインのカンファレンスは初めてでした。
大きく感じた違いは、圧倒的に「体験できるコンテンツ」が多いことです。
例えば、参加者が自分のイラストを描いて展示できるワークショップや、クリエイティブなガチャガチャなど、参加者が直接関われるアクティビティが豊富でした。エンジニア系のカンファレンスももちろん楽しいのですが、DesignShip2023では、思い返したときに記憶に残るような内容(体験)が多かったように思います。
何を学んだのか
飛び入り参加&私用の間で出向いたため、セッションも数えるほどしか聞けなかったのですが、自分が聞いたセッションの共通点としては、各社デザイナーとしてどうすれば業務を効率化、仕組み化できるか。組織の中でコミュニケーションをデザインできるかといった話を言ってたように思います。
自分自身も仕組みをいかに作るかという文脈が好きで、そのために継続的に良い体験や組織が回る仕組みはデザインできるはずと考えていたのですが、セッションを聞いていくつか事例や取り組みがあることを知ることができました。
考えたこと、感じたこと
今回の参加で、それぞれ直近で活かせそうな内容がありました。
コミュニティ運営者として
私はあまてくというエンジニアコミュニティと最近は学内カフェでSOIスクランブルというコミュニティを立ち上げから運用までを行っています。
その中でいかに、また来たいと思ってもらえるような体験をデザイン(設計)できるかを考えるべきだと感じました。
具体的には、オフラインでも話す・聞くだけではなく、ネクトアクションを促せるような仕組みを作らなければいけないと思いました。
デザインの考え方は、技術だけでなく、コミュニティ運営やプロダクト開発においても非常に有効であることを実感しました。
エンジニアとして
もともと、toBや業務・開発効率化といった領域が好きなのですが、業務フローから実際に使ってもらうためのケーススタディや達成したい目標などを洗い出し、プロダクトまで落とし込むことで、実際にユーザに使われるサービスや使い続けてもらえる仕組みを作ることが重要であり考えるべきことなのではないかと考えました。
以前働いていたインターンシップで、フロントエンドツールの導入やデザインシステムの導入検討などを進めていたのですが、今回のイベントに参加してみて、作ったあといかに使ってもらえる仕組みを作るかが、導入することよりも重要だと改めて考える機会になりました。
導入するのは簡単ですが、導入後誰がメンテナンスするのか、属人的にならないのか、ツール自体がアップデートされているのか(コミュニティが大きいか)などを踏まえた上の技術選定を考える必要があることも再認識しました。
まとめ
- とりあえずめっちゃ楽しかった
- エンジニアとしても活かせるところがたくさんあった
- デザインの考え方(デザイン思考?)は、あらゆるものに応用できる
- 畑が違うイベントにも行ってみよう