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Node-REDからArt-Net経由でDMX照明機器を制御してみた

Last updated at Posted at 2023-05-31

はじめに

現実空間の人の動き(画像認識)に合わせてムービングライトを動かすことを目標に、まずはArt-Net経由でDMX照明機器を制御してみます。
スクリーンショット 2023-05-31 8.53.34.png

Art-Net経由でDMX照明機器を動かす

まずは、以前TouchDesignerからArt-NetでIoTデバイス(ESP8266, ESP32)を制御したところからおさらいです。

今回はPC(macOS)からuDMX(USB-DMX変換ケーブル)経由でDMX照明機器を制御します。

スクリーンショット 2023-05-29 8.40.23.png

環境

  • macOS
    • MacBook Pro (2017, Intel)
    • macOS Big Sur (バージョン 11.7.6)
  • USB-DMX変換ケーブル
    • Lixada USB-DMX512 Interface Adapter
  • DMX照明機器
    • Lixada 86 RGB LED Light DMX Lighting Projector
  • QLC+アプリケーション
    • バージョン 4.12.7
  • TouchDesignerアプリケーション
    • バージョン 64-Bit Build 2020.28110
  • Node-RED Desktop
    • バージョン 2.1.0
    • 追加モジュール node-red-contrib-artnet
    • 追加モジュール node-red-dashboard

手順

QLC+

PC(macOS)にQLC+アプリケーションをインストールして起動します。

画面右下の「入力/出力設定」タブを選択します。

右側のマッピングで、

  • ArtNet 127.0.0.1 入力
  • uDMX 出力

を選択します。

左側のUniverse 1で「パススルー」のチェックボックスにチェックを入れます。

qlc_01.jpg

画面右下の「シンプル卓」タブを選択します。
チャンネルのレベルを操作し、DMX照明機器が制御できることを確認します。

qlc_02.jpg

TouchDesigner

TouchDesignerから制御する場合は以前のQiita記事をご覧ください。

以下はサンプルフローの全体像です。

touchdesigner.jpg

サンプルファイル(.toe)はこちらです。

Node-RED

今回はNode-REDからArt-Net経由でDMX照明機器を制御します。
Node-REDでArt-Netを扱うために、node-red-contrib-artnetモジュールを追加します。

右上の「メニュー」から「パレットの管理」→「ノードを追加」からnode-red-contrib-artnetを検索して追加します。
追加されると、左のパレットメニューの「出力」カテゴリに「artnet out」ノードが追加されます。

スクリーンショット 2023-05-31 9.25.40.png

また、Node-REDダッシュボードからDMX照明機器を操作するため、同じ手順でnode-red-dashboardモジュールを追加します。

以下はサンプルフローの全体像です。

スクリーンショット 2023-05-31 9.22.10.png

サンプルファイル(flows.json)はこちらです。

「artnet out」ノードの入力はmsg.payloadにJSON形式でデータを設定します。

{
    "buckets": [
        {
            "channel": 1,
            "value": 10
        },
        {
            "channel": 2,
            "value": 10
        },
        {
            "channel": 3,
            "value": 10
        },
        {
            "channel": 4,
            "value": 10
        }
    ]
}

書式の説明はnode-red-contrib-artnetモジュールのページに記載されています。

Node-REDダッシュボードからも操作できることを確認します。

スクリーンショット 2023-05-29 8.39.42.png

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