はじめに
iOS16.1でスマートホームの新標準「Matter」に対応しました。
M5StackをMatterデバイスとして動かす
Matterのサンプルコードのビルド環境の構築は前提となる条件(ある程度のリソーススペックが求められる)や準備作業が必要なので、M5StackでMatterのサンプルを動かすだけなら、ESP Web Toolsを使用してブラウザ(ChromeのWeb Serial)経由でインストールするのが楽です。
構成プロファイルは不要
説明を読むと構成プロファイル(EnableMatter.mobileconfig)をインストールする手順になっていますが、インストールは不要でした。
ホームハブが必要
Matterデバイスをホームアプリに登録しますが、Matterデバイスを操作するためにはホームハブが必要になります。
ホームハブはiPad、Apple TV、HomePodを使用することができます。(今回はiPadを使用しました)
ホームハブへの登録手順
ホームアプリを起動して「アクセサリを追加」を選択します。

M5Stackの画面にQRコードを表示し、iPadのカメラからQRコードをスキャンします。

認定されていないアクセサリと表示されますが、「このまま追加」を選択します。

ホームハブを有効にしていない場合、エラー「ホームハブが必要です」が表示されます。

「詳しい情報」を押すと説明が表示されます。(Matterのアイコンが表示されています)

「OK」を押してホーム画面に戻り、「設定」→「ホーム」を選択し、「このiPadをホームハブとして使う」を有効にします。

もう一度「アクセサリを追加」を実行すると、Matterデバイスを登録できます。


ホーム画面から「設定」→「一般」を選択すると、「Matter対応アクセサリ」として表示されます。


ホームアプリからMatterデバイスを操作する
ホームハブとして設定したiPadからMatterデバイスを操作できるのはもちろんのこと、iCloudアカウントが同一であればiPhoneのホームアプリからホームハブ(iPad)経由でMatterデバイスを操作することができます。
