本記事は、 mediba Advent Calender2024 の1日目の記事になります。
円安対策
GPT先生に聞いてみました
いずれも金融スキルが求められる内容ですが、4のローカルサービスの利用
は、現場でも着手出来そうな内容ですね。
Pontaパスの保守開発では、前期(23年度下期)比で1,500万円程度のAWS費用(請求額ベース)を削減することが出来ました
今回は、その一部始終を紹介致します
チームで現状把握
まずは、現状把握です。
これには、Billing and Cost Management consoleが最適です。
一昔前ですと、リセラーのダッシュボードを利用していましたが、コンソールで確認できるようになっていました。
Pontaパスの保守開発では、Cost Explorerを有効化し、コストインパクトがあるリソースや、コストの変遷を定例ミーティングで確認、共有するようにしています
現状、リソース削除は、リスクを伴う作業であり、複数人で行う必要があります。
チームで現状を把握し、アクションに繋げることがポイントです
安心安全なリソース削除のために
リソース削除は、リスクを伴う作業です。
そのためか、私が前任者から引き継いだPontaパスの各AWSアカウントでは、不要もしくは遊休リソースが増加傾向で、雪だるま式にコストも増加するという悪循環にありました。
リソース削除がシステム稼働に与えるリスクだけでなく、意思決定者に向けた説明といった要素も考慮すると、不測の事態への備えは必要です。
Pontaパスの保守開発では、AWSリソースの管理にterraformを利用していますので、削除対象のリソースでコード化されていないものは、importするなどして、不測の事態の際は切り戻せるようにしています。
また、諸々の事情で遊休状態となっているリソースについては、削除するが任意のタイミングで復旧(稼働状態とする)させることを条件に意思決定者との合意を得るプロセスを踏んでいます。
その際は、以下のような対応を取っています。
- データのバックアップを取得
- terraform destroyで遊休リソースを削除
- terraformのコードは保全されているので、必要に応じてリソースを構築出来るようにしておく
- 手順や経緯を記した資料を必ず残す
リスクを伴う作業ですが、コストの最適化には必要不可欠なフェーズです。
関係者とのコミュニケーションも含め、全方位で対策を取るようにしています。
おわりに
保守開発が続く限り、対策に終わりはありません。
今回紹介した内容以外にもPontaパスの保守開発では、各種AWSサービスの更新に合わせてシステム構成を変更することでコストを最適することにも取り組んでいます。
機会があれば、その取り組みも紹介したいと思います
悩める保守開発現場の一助になれば幸いです
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