非経験的分子軌道ソフト「Gamess」などでは任意のフォルダに「〜.dat」や「〜.F05」という謎の一時ファイルが生成し、Gamessでの計算が終了しても消えません。(無論、エラー終了でも消えません。)
と、いうことでこれらを一括削除できるコマンドとして「alias」コマンドを採用しました。
aliasコマンドとは、簡単にいうと自分の好きな文字列を使って、自分のよく使うコマンドや操作をターミナルに登録でき、どのディレクトリからでもそのコマンドを実行できるというものです。
では設定しましょう。
Gamessの一時ファイルは以下の場所に生成されるとします。
ユーザー名は「Qiita」にしましょう
/home/Qiita/gamess/tmp
このフォルダ内に生成されたファイルは、あるコマンドを打ったときには無条件に消したい。
ここでは「delete」という文字列をターミナルで打ったら上記のフォルダ内のファイルを全削除するように設定します。
alias delete='rm -rf /home/Qiita/gamess/tmp/*'
# alias (1) = '(2)'
(1)・・・登録する文字列
(2)・・・(1)を入力したときに実行するコマンド
上記例では、rm コマンドを delete という文字列と紐付けましたが、別のコマンドでももちろんできます。コマンドが連続しない操作ではこのaliasを活用しても良いと思いました。
また上記のaliasコマンドはログアウトと共に登録は解除されてしまうので、
~/.bashrc に登録しておくと良いと思います。
お読みいただきありがとうございました。