はじめに
SublimeText2/3でリモートファイルを編集するとき、SFTPはとても素晴らしい機能を提供してくれます。リモートファイルの直接編集はもちろん、ディレクトリごとローカルと同期できるため、SublimeTextの検索機能をフル活用することができます。
ただ、デメリットとして挙げるならば
- ディレクトリごと同期する必要があるのでとても時間がかかる
- 有償($20)である
といった点があります。
- ディレクトリごと同期しなくて良いので、単体のファイルだけサクっと手元のSublimeTextで編集したい
- Transmitなどではなくターミナルから立ち上げたい
- FTPはセキュアじゃないからいやだ
- お金をかけたくない
といった方には、もしかしたらrsubがちょうどよい選択肢になるかもしれません。
rsubとは?
rsubは、手元のSublimeTextを使い、SSH経由でリモートファイルの編集を可能とするSublimeTextプラグインです。
SSHでリモートサーバに繋いでいる時に、
$ rsub file_to_edit.html
といった具合に編集したいファイルを指定すると、手元のSublimeTextで該当するファイルを開いてくれます。
rsubの導入方法
rsubパッケージをインストール
SublimeText上で「command + shift + P」を押し、「Package Control: Install Package」を選びます。
パッケージリストが出てくるので、「rsub」を選択してインストールします。
~/.ssh/config を修正
手元のマシンの ~/.ssh/config を開き、以下の行を追加します。
Host [対象のリモートサーバのホスト名]
RemoteForward 52698 127.0.0.1:52698
リモートサーバにrsubをインストール
編集作業を行いたいリモートサーバにて、rsubをインストールします。
同時に、インストールしたrsubを実行可能にします。
$ sudo wget -O /usr/local/bin/rsub https://raw.github.com/aurora/rmate/master/rmate
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/rsub
SublimeTextを立ち上げた状態で、リモートサーバでrsubを叩く
手元のマシンでSublimeTextを立ち上げた状態で、リモートサーバにSSHし、編集したいファイルを
$ rsub file_to_edit.html
といった感じにrsubで叩きます。
指定したファイルが、手元のSublimeTextで開きます。
以上です。
おかしなところや、便利な使い方を知ってるよ、という方がいらっしゃいましたら、是非教えてもらえると嬉しいです。