はじめに
何回も個人開発に挑戦しては失敗してきた自分が、ようやく安定的に月間5万人くらいが使うサービスを作ることができました。
この記事を通じて、個人開発のアイデアからリリースして運用するまでの流れを紹介し、同じように個人開発に挑戦している方々にとって、少しでも参考になる情報を提供できれば嬉しいです!
アイデアから実現までのステップ
1. アイデアの発想
自分の場合は、シンプルに自分が欲しいと思ったのがきっかけでした。趣味的なサービスなのですが、こんなのあったら便利なのにと思い、まだ世の中にサービスとして存在していなかったので作ろうと思いました。
このように日頃からアンテナを張ったりして、解決したい問題やこんなのがあったら便利ではないかなどアイデアを出します。
ブレインストーミングや本を読んだりとアイデアの出し方は色んな手法があるので、自分に合った方法で見つけるのが良いかと思います。
2. リサーチ
実際に実現したいアイデアが出てきたら、実際に市場調査を行い、競合や類似サービスがないかを調査します。
競合や類似サービスがある場合は、そのサービスの機能、価格、ターゲットユーザーなどを分析します。
分析した上で、競合との差別化を明確にしてサービス設計をすると良いかと思います。
目的にもよりますが、個人開発レベルであればそこまでしっかりやらなくても、自分が作りたいものを作るに振り切っても良いとも思ってます。
3. 小さく作る
リサーチが終わったら、実際に個人開発に入っていきます。正直この段階が一番楽しい時かと思います。
ここで意識したいのが最初はとにかく小さく作るということです。
色々盛り込みたい機能があるかとは思いますが、最初からでかく作りすぎると、開発工数が長くなってモチベーションの維持や改善の機会が遅くなり、頓挫する可能性が高まると思っています。
なので、サービス設計をしていく中で、まず最小でユーザーに価値を届けられるように開発していきます。
技術レベルやものにもよると思いますが、個人的にはファーストリリースは1ヶ月くらいでできると良いと思います。
4. 最速でリリースする
小さく作って完成したら、速攻リリースします。
個人開発の壁の一つとして、お金の面があると思います。そのため、最初はなるべくコストをかけないで運用することも意識すると良いと思います。
今だとサーバーレスでちゃんとしたアプリ作れるので、サーバー代などなるべくかからないようにしておくと良さそうです。
5. フィードバック
リリースしたら、知り合いなどから実際に使ってもらって、使いづらいところや欲しい機能などフィードバックをもらいましょう。
また、Google AnalyticsやSearch Console、Clarityなどの分析ツールを導入することで、直接ユーザーに聞きなくても、データが溜まるとユーザーの行動などを分析できます。
ここで立ちはだかる個人開発の壁として、そもそもユーザーが全然集まらないパターンがあると思います。
この集客の問題についてはいくつかの方法を後ほど後述します。
6. とにかく使ってもらえるように改善する
分析ができたらとにかく改善します。
この時に当初想定していたような機能に需要がなかったことや優先的に対応しなければならないことなど多くの気づきがあります。
目的にもよりますが、個人的にサービスで重要だと考えているのは、とにかく使ってもらえる、多くのユーザーに喜んでもらえることにあると思っています。
自分なりのこだわりやこうしたいという意思も大事にしつつ、ユーザーにとって何が必要かを考えてとにかく使ってもらえるように改善しましょう。
どうやってユーザーを集めるか
個人開発をリリースした後の最大の壁はここにあると思います。
ここはあらかじめどうやって集客するかは考えておくと良いと思っており、いくつかまとめてみます。
1. SEO
個人開発のサービスをSEO対策して、検索からのユーザー流入を狙う方法があります。
サービス自体にメディア要素を持たせて各記事にSEO対策して上位表示を狙ったりすることで、中長期的ではありますが、継続的な集客を見込むことができます。
ちなみに今回自分が開発したサービスの集客した方法として、SEOが大きいです。ユーザーが検索しそうなキーワードでページを作り、ある程度ユーザーが流入するようになったら、サービスを継続的に使ってもらうような機能を追加して、固定ユーザーを増やすようにしています。
2. SNS
X、Facebook、Instagramなどでアカウントを作成し、ターゲットユーザーに対して開発したサービスを紹介して集客する方法があります。
多くの方がこの方法をされており、たまにすごいバズってる個人開発を見かけます。バズってそれでおわりだともったいないので、継続的な情報発信などしていくことが大切になっていきます。
自分のサービスもSNSは活用しており、継続的に情報発信をしていくことで、大きな集客源の一つとなっています。
3. コミュニティやプレスリリース
こういったQiitaやブログ、プレスリリースサイトを活用するのも手かと思います。
開発したサービスのジャンルにもよりますが、上記のSEOやSNSと違い、ターゲットユーザー以外の方が含まれているので、思ったほどの反響にはならないことがあります。
ただ、やっておくことに損はないので、リリースしたら積極的に活用すると良いでしょう。
4. イベントやキャンペーンの実施
リリース記念イベントやキャンペーンを実施することで、ユーザーの注目を集めることができます。
サービスの体験会、プレゼント企画などを実施し、ユーザーにサービスを試してもらう機会を提供することで集客することができます。
ただ個人開発レベルだと予算的にも厳しいところはあると思うので、SNSなどと連携してサービス登録したら抽選でAmazonギフト券5,000円プレゼントなど少ない予算でやってみると良いと思います。
5. その他
アプリとかだとレビュー数を増やしたり、既に有名なサービスやインフルエンサーとのコラボなどがあると思います。
他にもGoogle広告やSNS広告などの広告を活用することで、より多くの人にアプリやサービスを認知してもらうことができます。
ここも予算との兼ね合いになりますが、ターゲットユーザーに対してサービスを認知できるため効果は高いと思います。
おわりに
個人開発で月間5万人が使うサービスを作ることができた経験を踏まえ、アイデアから実現までのステップやユーザー集客について紹介しました。
ユーザーに使われるサービスを作るためには、リリースして終わりではなく、リリースしてからがスタートかと思います。
このサービスは約3年前にリリースしましたが、ほぼ毎日何かしら作業だったり、データ分析の確認をしています。短いのでも良いので毎日継続して作業することが大切かと思います。
個人的に諦めずに改善を進めていくと、少なからず使ってもらえるサービスができるのではないかなと思っています。
最後は楽しむことが大切だと思います。つまらなかったら続かないので、自分がワクワクして楽しいと思えるような工夫をしながら継続していくと自ずと結果が出てくるのではないかなと思います!
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