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開発のワクワクを体験!APIを活用した第2回ハッカソンを開催した話

Last updated at Posted at 2025-05-06

今年の3月に開催した3時間ハッカソンが好評だったため、第2回となる3時間ハッカソンを開催しましたので、その体験レポートを紹介します!

私たちがハッカソンを開催しようと思ったきっかけは、「座学だけでは伝わらないプログラミングの楽しさを体験してほしい」という思いからでした。

プログラミングの本当の面白さはアウトプットするところにあります。その喜びを多くの人に届けたいという想いで第2回 3時間ハッカソンを開催しました。

ハッカソンイベントの概要

スクリーンショット 2025-05-06 10.58.53.png

・テーマ:APIを使って役立つ・面白いツール・アプリを作ろう!
・時間:3時間という短い時間で完成を目指す
・チーム構成:経験者と初心者のバランスを考慮した5-6人チーム
・技術スタック:各チームが選定 + 各種API
・開発環境:各自のノートPCで開発

今回は第2回ということで、前回より倍の35名で募集しましたが、1週間ほどで締め切られるほど大人気でした。

前回のハッカソンの様子はこちらで見ることができます。

最初は遠慮がちだった参加者たちも、アイスブレイクを通じて少しずつ打ち解け始めます。「今日呼ばれたいあだ名」「参加した目的」など、簡単な自己紹介を通じて徐々に会話が生まれ、チームの雰囲気が和らいでいきました。

「前回よりも成長した姿を見せたい」と意気込む2回目の参加者や「初めてのハッカソン、何もわからないけどチャレンジしたい」と少し緊張気味な初参加者の方もいました。

そんな多様なメンバーが集まり、1つのアプリを作り上げていく過程では、知恵を出し合い、助け合いながら、みんなで何かを生み出す楽しさを実感していました。

ハッカソン後の懇親会も盛り上がり、一緒に何かを作っていく体験はその後の繋がりにも大きく影響することを実感しました。

ハッカソン開発中の様子

スクリーンショット 2025-05-06 10.59.01.png

開発が始まると、各チームの個性が見られました。

あるチームは全員がモニターを囲んでアイデアを出し合い、ホワイトボードにどんどん案を書き出していきます。別のチームはすでに役割分担が決まり、コードを書く人、APIのドキュメントを読む人、デザインを考える人が連携していました。

経験者が初心者に寄り添う姿も見られ、「これはこういう意味だよ」、「ここはこう書くと良さそう」と画面を指さしながら丁寧に説明しながら開発をしていました。

私たち主催者メンバーは時折各チームを回り、進捗を確認したり、つまずいているところをサポートしたりしていましたが、多くの場合はチーム内で解決していました。

それこそがハッカソンの醍醐味だと感じました。自分たちの力で問題を解決する経験は、何物にも代えがたい学びになるからです。

ハッカソンでの成長

特に印象的だったのは、前回参加した方々の成長です。第1回では「教えてもらう側」だった人が、今回は自信を持って初心者をリードする姿に、私たち主催者も驚きました。

また、ある初参加者は「APIってなに?」という状態からスタートし、3時間後には自らAPIを呼び出すコードを書いたり、画面のボタンの実装などをしていました。

各チームの成果発表

スクリーンショット 2025-05-06 10.59.09.png

3時間の開発時間を終え、いよいよ成果発表の時間です。短い時間でここまで作れるのか!と驚くような作品が次々と発表されました。

1. クイズスプレッドシートアプリ

JavaScriptとトリビアAPIを活用したチームは、クイズを実施するためのスプレッドシート連携アプリを開発しました。

トリビアAPIから取得した問題をスプレッドシートに自動で格納しており、まだ未実装でしたがLINEボットを通じてクイズを配信できる仕組みを作っていました

2. ポケモンシルエットクイズ

このチームはGemini APIを駆使して、ポケモンのシルエットを当てるクイズゲームを開発しました。

単純なシルエットクイズではなく、アキネーター風に「質問をして絞り込んでいく」という工夫が凝らされていました。

3. 犬の散歩天気アプリ

WeatherAPIとUnsplashAPIを組み合わせたこのチームは、「今日は犬の散歩に適した天気か」を判断するアプリを開発。

単に天気を表示するだけでなく、天気に合わせて犬の画像が変わる演出もあり、Unsplashから取得した画像をうまく活用していました。

4. ニュース要約アプリ

ニュースAPIと生成AIを組み合わせたこのチームは、「キーワードで検索したニュースを、小学生でも理解できる日本語で要約する」というアプリを開発しました。

難しい経済ニュースも、分かりやすい言葉に変換される仕組みは実用的になっていましt。

5. ポケモン恋愛シミュレーション

ReactとPokeAPIを駆使して開発されたこのアプリは、ポケモンとの会話を通じて親密度を深めていく恋愛シミュレーションゲーム。

クイズに答えることでポケモンとの絆を深められるという独創的な設計で、参加者からの投票で見事優勝しました。

賞品として勉強法に関する本がチーム一人ひとりに贈呈されました。

6. 告白判定アプリ

このチームは、告白の成功確率を判定し、結果に応じて犬や猫の画像を表示するというユニークなアプリを開発しました。

告白する相手の情報や状況をフォームに入力すると、APIが分析して成功確率を算出します。

参加者の声

スクリーンショット 2025-05-06 10.59.20.png

ハッカソン後のアンケートでは、多くの参加者から貴重な感想をいただきました。いくつかをご紹介します。

チームでシステム開発する上で認識のすり合わせをすることが大事だと思った

2回目の参加で1回目より成長を強く感じた。逆に学びが中途半端に覚えている理解していることも浮き彫りになった。ここを忘れないうちに復習していきたい。またチームの動きがあるのをハッカソンで学べた

チーム開発はほとんど経験がないのでまなべるものがたくさんあった。Reactの書き方とか教えてくれたのが嬉しかった。リーダーとしてたくさん発言したりリードしたので楽しかった

いい感じにまとまってよかった。事前準備すべきだった

最後まで完成させることができず悔しさが勝った。自分が技術的にリードできず力不足感があった一方、開発未経験の子向けた優しい説明をしたり、話し合いながらすすめたりしていけたので楽しかった。もう自分は教わる側でなく、教える側であることを実感したし、この悔しさをバネに活動していきたい

前回のハッカソンより自分の成長を感じることができ、とても良かった。ぜひ次も参加したいと思いました。

環境構築が一番大変で、多くのリソースを食ってしまった。しかし、実りがあったので参加する意義を強く感じた

チームによるプログラム開発とその際にアウトプットの大切さをしみじみと感じた

前回よりもコードが書けるようになった(嬉しい)、学べたことの質が上がった気がします(前は開発の流れがつかめたくらいだったけど、今回はスモールステップで作業を進める、AIに聞くときのプロンプトの作り方など勉強になりました)

ゼロからアプリなどの設計、開発、全体の流れを考え、これからのキャリアとかに活かしたい。この機会で色々体験できて次回も参加しようと思います。

勉強になりました。他の方が実際に実奏しているのを見るのが勉強になります

時間内に作りること、MVPになにかを決めるのが難しかった

アプリ開発の流れを知りたくてきました。実際の作業が見れて勉強になりました。今回はたまたまリーダーになりましたが「まとめ役」の役割をの見直しになったので参加してよかったです

いろんなところでつまづいたけど、チームで協力できてなんとか乗り越えられて良かった!

初めての経験ばかりでとても勉強になりました。また参加したいと感じました

ハッカソンを開催してみて

短時間でのハッカソンは「何を諦め、何に集中するか」という判断力も鍛えられます。参加者がこの判断を自ら行い、時間内に形にするプロセスは、実務さながらの貴重な経験です。

「できた!」という瞬間を味わうことで、参加者のモチベーションは大きく向上します。小さな成功体験の積み重ねが、大きな成長につながるのだと実感しました。

また前回は初心者だった人が今回は教える側に回り、新しい参加者を支える。そんな好循環が生まれつつあることに、大きな手応えを感じました。

継続的な開催の価値がここにあると感じており、今後も続けていきたいです。

次回のハッカソンに向けて

スクリーンショット 2025-05-06 11.04.32.png

ご好評いただいている3時間ハッカソン、次回は2025年7月に開催予定です。

開発初心者の方も、経験者の方も、ぜひお気軽にご参加ください。3時間という短い時間ですが、きっと大きな成長と喜びを体験していただけると思います。

↓こちらでハッカソンの情報を発信する予定です。

https://line.me/R/ti/p/@926hpcwo?ts=08250823&oat_content=url#~

最後に

ハッカソンの魅力は「体験から学ぶ」ことにあります。座学では得られない気づきや、チームでの達成感、そして「作り切る」喜びは、エンジニアとしての成長に欠かせないものです。

私たちは今後もこの場を通じて、多くの方にプログラミングの楽しさを体験していただきたいと考えています。次回のハッカソンでみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

一緒に「作る」喜びを分かち合いましょう!

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